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クラスの女子には負けない。リリちゃんと仲良くなろう

 私の名前は、道子。

 

 高校一年生。

 

 美人じゃないけどモテモテのリリちゃんを

 

 観察している所です。

 

 とりあえず、一日観察すれば私もモテると

 

 思っていたけど、一日じゃ足りないみたい。

 

 っていうか、リリちゃんと本当の友達にな

 

 れたらいいなって思うようになっていた。

 

 今度、一緒にお買い物の約束してるし。

 

 リリちゃんと仲良くさせていただいて数日

 

 が過ぎた。

 

 とにかくリリちゃんよくニコニコしてるん

 

 だよね。

 

 見てるだけでこっちまで和むなぁ。

 

 なんて思っていたある日、

 

 クラスで結構目立つ女子がいるんだけど、

 

 リリちゃんがトイレに行ってる間にその女

 

 子と子分みたいな子達が私の机を囲んだ。

 

 私は、リーダーらしき女の子をじっとみた。

 

 なんだよって感じで。

 

 そしたら、そのリーダーみたいな女の子が

 

「リリちゃんを独り占めするのやめてくれな

 

 いかなぁ?」

 

 と言ってきた。

 

 独り占め?たしかにリリちゃんみんなと仲

 

 良いけど、いちいちあなたに言われる筋合

 

 いなくないですか⁈

 

 私は、すかさず

 

「はぁ?なんで?別に誰が誰といようとあん

 

 たに関係ないよね⁈」

 

 と言った。

 

 いような雰囲気にクラス中がシーンとなっ

 

 た。

 

 女子の誰かが、トイレに行っていたリリち

 

 ゃんに連絡したみたい。

 

 リリちゃんが急いで教室に戻ってきた。

 

 リリちゃん、こんな事にこれ以上巻き込ま

 

 れたくないよね。

 

 ごめん。

 

 どうそ。友達じゃないって言ってくれて構

 

 いません…

 

 そう思っていたら、

 

「みーんな、どうしたのっ。」

 

 って、明るい声をかけてきた。

 

 すると、リーダーらしき女の子が

 

「リリちゃん。道子みたいな変な女につきま

 

 とわれて迷惑してるでしょ?嫌ならはっき

 

 り言っちゃいな。言わなきゃわかんないと

 

 おもうし。」

 

 と。

 

 すると、リリちゃんは、

 

「私は、道子ちゃんに話しかけてもらって嬉

 

 しかったよ。それに、せっかく同じクラス  


 になれたんだからみんな仲良くしようよ。

 

 高瀬くんもそう思うでしょ?」

 

 突然近くにいた高瀬くんに話を振ったリリ

 

 ちゃん。

 

 高瀬くんは、急に話を振られてびっくりし

 

 てたけど

 

「ま、平和が一番だな」

 

 って言った。

 

「平和が一番だって。」

 

 ニコッ。

 

 リリちゃんがリーダーみたいな女の子に笑

 

 いかけた。

 

「わ、わかった…じゃあ、平和で。みんな、 

 

 いこっ。」

 

 私の机を囲んでいた女子達は、ゾロゾロ

 

 とリーダーみたいな女の子について行った。

 

「私のせいでごめんね」

 

 リリちゃんが言った。

 

 それは、私のセリフだ…

 

 私も謝った。

 

 しかし、リリちゃんあのリーダーみたいな

 

 女の子が高瀬くんを好きだって知ってたの 

 

 かな…  

 

 ま、結構噂広まってはいたけど。

 

 知ってて、それでわざと高瀬くんに話振っ 

 

 たのかな。

 

 だとしたら、すごい判断力だな…

 

 リリちゃん、すごすぎでしょ。

 

 その事件?みたいなことがあってからは、

 

 揉め事が全く起きなかった。

 

 それどころか、クラスを平和にしようと

 

 リーダーみたいな女の子が私にも話しかけ

 

 てくれるようになった。

 

 もちろん、その友達達も。

 

 高瀬くんにも感謝だ。

 

 好きな人の言葉は、偉大なんだ。

 

 ところで、リリちゃんすごくモテるのに

 

 彼氏いるって話聞いたことないな。

 

 好きな人は、いるのかな?

 

 親しくなったばっかりだし、こんな事聞く

 

 のあつかましいのかな…

 

 もうしばらく経ってからきいてみようかな。

 

 すっごく気にはなるけど。

 

 でも、我慢。

 

 ついに、リリちゃんとお買い物の日。

 

 待ち合わせ場所に行くともうリリちゃんが

 

 待っていた。

 

 髪を下ろし、かわいいワンピースをきてい

 

 るリリちゃん。

 

 もうっ。女子って感じ。すっごくかわいい。

 

 女の私でもキュンキュンしちゃうくらい。

 

 なのに、私はシャツにジーパンです…

 

 落ち込んでいる場合ではない!

 

 さ‼︎気合いを入れて女子力を高めにいざ‼︎

 

 早速、シャーペンから。  

 

 オシャレな文房具屋さん。

 

 全てが可愛らしい。

 

 こんなかわいいお店が近くにあったなんて。

 

 全く素通りしていたわい…

 

 早速、かわいいシャーペンを購入。

 

 安くてかわいいコスメグッズも教えてもら

 

 った。

 

 そのワンピースもかわいいねって言ったら、

 

 近くにそのお店あるか、行ってみる?って

 

 なった。

 

 ワンピース、初めて着たような気がする…

 

 いつもズボンだったから。

 

 さっき教えてもらったコスメグッズを使い

 

 髪を下ろし、ワンピースを着たら私じゃな

 

 いみたいになった。

 

 リリちゃんのおかげで少し新しい自分を発

 

 見できた。

 

 そのまま、ワンピースを着て帰ることにし

 

 ちゃった。

 

 なんか楽しい。

 

 本屋の前を二人で通り過ぎようとしたら、

 

 二人の男の人が本屋から出てきた。

 

「リリ。」

 

 ⁈   ⁈   ⁈

 

 続く。

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