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エデン・マキナ ~我らは機械仕掛けの楽園にて謳う~  作者: モッコム
第1章 楽園開場
37/62

群虫演舞 ー後ー

昨日ブクマを外されてかなりショックを受けました……

やっぱり誤字脱字ですかね……いや、話展開が遅いのもあると思いますが。

誤字脱字が問題なら割と真面目に助けて下さい自分一人で見直すの無理なんですぅ……

m(_ _)m


「数、多すぎぃ!!」

(ゴロゴロ!)


悪態をつきながらも脚が砕けんばかり木々を掻き分けて走る。

蜂蜻蛉大群との追撃戦が始まって体感1時間、『風魔法』とイセットを先頭に『追跡』と多重起動までして逃げてるのに全然振り切れる気配がない。

因みに言っとくとイセットがわざわざ翅で加速して『風魔法』坂を作り『縦横無尽』で身を丸め高速回転するを何度も繰り返してゴロゴロ移動してるけど、そこは突っ込まない事とする。


ともかくあちらは森の上を飛んで一直線に追ってこれるが、俺達……というか俺は木々や根に足を取られがちで逃げ道が遠回りにならざる得ないのも引き離せない原因だ。

せめてもの抵抗で『糸生成』での網を投げたり、『風魔法』や『光魔法』の閃光で墜落させたりしてもみたがどれも焼き石に水だった。


……つっても本来、イセットだけなら逃げ切れるだろうが、この子はそうはしない……俺がそうであるようにイセットも俺を捨てては行けないから。

それが分かるぐらいの信頼は、もうお互いとっくに出来上がっている。


「蜂に追われた時には水ん中に潜れ……ってのはここだと自殺行為だな」


2日目の川辺での光景を思い出し、安易な作戦を即却下する。

この興奮しきった蜂蜻蛉を水場に連れていったら大乱闘で血の川になる絵しか思い浮かばねぇー……。

いやでも上手くいけばそこにいる魔物や動物に押し付けることは出来る、か?

……って、そもそもどこに居るか知らないじゃんか。


またイセットの糸での大ジャンプは……相手は普通に飛べる時点で無理があるな。

イセットみたく俺も自由に飛べるならともかく、滑空しかやれないようでは空中戦でイセットの足手まといなるだけだ。

それに下手すると空中で上下含めて全方位包囲なんじゃ、想像したくもない……。


「こんな机上の空論はいいとして……逃げれないなら、どの道このままMPが尽きれば死ぬのは変わらないしな。だったらいつもの如く、いっちょ賭けに出ますか」

(ゴロゴロ!)

「はい、はい分かってるよ。やるなら一緒って事だろ!」

(ゴロゴロ~♪)


この子はこの子で何で俺なんかをこんなに慕ってくれてるのかな……偶然それも結果的助けたあの日から、そんな長い日にち経ったわけでもないのに……。

ま、理由がどうであれ、その慕ってくれた分だけぎっちり返す……いや、返さなきゃいけないんだろうな。

そのためには何としても一緒にこの場を乗り切らないといけない。


「イセット一旦俺にしがみつけ!」

「……~!」


言うが早いかイセットが襟元をキュってしがみ付くのを確認して『風魔法』を発動、そのまま放出した魔力が風を渦ませるようにして『固定』する。

レベル上がったお陰で竜巻を起こすよう魔力回路だけ『固定』して走るのも出来はするけど。


「しっかりと腰溜めて構えてなきゃ……!」

「「「ギチギチー!?」」」「「ギチギチィ!?!」」


逃げるのをやめ、竜巻を発生させながら急停止をかまして真後ろにいた蜂蜻蛉共を巻き込む。

翅での制御を失い風が荒れ狂う爆流の中でもまれる蜂蜻蛉に向かって叫ぶ。


「……てめーらを殴り飛ばせないから、なぁッ!」


風に乗ってきた蜂蜻蛉を拳で殻をぶち抜き、もう1体を炎の爪で引き裂く。

それを絶やさないために風を読み、踊るように竜巻を重心回りながら拳を乗せ流し、撓らせ、打ち砕き、爪で花火を散らす。

群虫と共に舞い踊り命を晒し命を散らす、そんな演舞にしちゃこ汚い舞をそれでも踊る。

だが、中には風を上手く乗りこなす個体いたのか逆に風を利用してこっそりカウンターを仕掛るのもいる、が……。


「丸わかりだってーのッ!」

「ギチギチ!?」


風は全部俺の魔法だからどこにいるのかは把握出来る上、『索敵』もあるから奇襲される心配はない。

『素手』もいつの間にかLVMaxだからか、無理な体制でもかなり威力が出るようなったのも大きい。

お蔭で時間掛けず、デカい虫の殻をぐらいならまともに当てれば一発でスクラップに出来る。


「まぁ、回路『固定』してるから他の魔法が使えないのが難点だが。これなら全方向に対応出来る!」


逃げられるなら、正確に数が分からん程うじゃうじゃいるのとは戦いたくなかったから使わなかったんだが……逃げれそうないし、こうなりゃやるだけ殺ってやる。

……ってなるとイセットが見てるだけな筈もなく、虫と砂埃乱れ飛ぶ竜巻に自ら飛び込む。

慌てたりはしない、イセットならこれぐらいの風は当たり前ように乗りこなせると思わせる足りる信頼と実績がある。

そして今度も期待通りに、そしてまた予想外な活躍を見せてくれるであろう。


「と、思ってはいたが……またこの展開か」


(ゴロ、ゴロゴロン!!)

「「「「チィィー……!?!」」」」


言うなれば鎧袖一触、イセットの回転に触れたものを容赦なく時に切り裂き、時に断ち切る。

一見すると進化前と同じだが、今敵を切り裂いているのは糸だけではない。

よく見るとわざと蜂蜻蛉に流れ、その薄い翅でスバァーンと首を切り落としたのが分かる。


「『風魔法』纏ったからって虫の翅ってそんな切断が出来るほ丈夫じゃないはず、何だけどなぁ……」


ただ『硬化』しただけならボッキリ折れる、だた『弾化』しただけなら曲がり過ぎてそもそも切れない。

考えられるとしたら、新統合スキル『剛柔兼備』の能力か。

右手で蜂蜻蛉のバカでかい複眼を破壊しながら『剛柔兼備』の詳細を思い出す。


・『剛柔兼備』

『硬化』と『弾化』を統合して組み上げられた上位の変化系スキル。

全身体部位の硬度と弾力の度合いを自在に調節出来る。


となるとイセットは翅をしなやか且つ、頑丈に仕上げて薄刃を高速回転させてる状態な訳だ。

そして蜂蜻蛉共は今、超大型ミキサーに入れられてるのと同意か……相変わらずやる事がエゲツない。


「こっちも負けてはられないな!」


でもイセットと一緒ならこんなの日常茶飯事だろうし、寧ろ対抗心燃やすぐらいじゃないと付き合ってられない。

ギアを入れる感覚で精神を研ぎ澄ませもっと精密に風を読み殺戮の演舞ダンスのテンポを上げていく。

時にはイセットと目があい、攻撃がすれ違い、お互いの敵を葬りあう。


「ははは、妖精がダンスパートナーにしてはちょっと踊りが殺伐過ぎるか!」

(ゴロゴロ~!!)


まぁ、その妖精が一番の殺戮ジェノサイドしてるがな!


よーし、イケるぞ! 始まる前はやっぱり物量差に気圧され一か八かって気分だったが、イセットの処理速度が想像を遥かに上回っているのが手伝って肉壁で風が遮られると言ったトラブルも起きていない。

まだ視界の殆どが蜂蜻蛉なのは変わらないが、確実に数は減っているし、このまま押し切ればどうにか凌げそうだ。


そんな感じで二人揃って興奮し、かなり頭に血が登っていたからだろう、ソレ(・・)に気付けなかったのは。


ブウゥ――――ンッ!!


「な、何だ、この爆音は!?」

「……~ッッ!?」


俺にイセット、それと仲間を大量虐殺され俺達(竜巻)へムキなって果敢に襲い来る蜂蜻蛉の群れまでも森中を震撼させるその爆音……いや、これは、羽音?

それの正体に気付く同時に爆発的な羽音にも慣れて、ソレを見る。


「……でっか」

「……ー」


爆音が鳴り響くその場に佇んで居たのは、ひと目で”女王蜂”と言う事が思い浮かぶ2mはある特大サイズの蜂蜻蛉であった。


次は多分息抜き兼ねての掲示板回です。


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