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イマゴロセツナ 詩集

東京疾走少女

作者: keisei1

 

 荒っぽく結った 髪の毛はちょっと


 パサツいて リンスが必要だ



 1万ボルトの 恋模様


 シャンプーの泡で 空に消えていった



 赤髪に染めた ギザギザの ショートボブ


 あいつには笑われたけれど


 これが「美意識」 なんて言ってみる



 通り雨みたい 私の気持ちは そう


 一瞬で消える魔法



 一方通行 こっちの恋だったけれど


 泣いちゃうほど センチになってない


 通行停止 行っちゃダメな恋は


 白魔導士とお医者さんが ケアルしてくれるの


 

 レコード 傷が入り 音も出ないのに


 何度も針を降ろすみたいに


 思い出に浸っちゃうのは 私には向いてないんだ



 何度もダメ出しして


 それでも突っ走る


 私は東京疾走少女



 右折禁止 たからか真っ直ぐに行くけど


 それなのか 人を 傷つけちゃう  


 迂回して なんて言われてみても


 もどかしくて ただただあいつの笑顔 見たいだけなんだ



 今日も作業色々残ってる


 仕事もガンバんなきゃ


 気合い空回り 地球の周り回り


 それでも飴玉と涙一つ ちょうだい



 一直線で 前に走るだけだけども


 それは人にチクリと刺さる


 それだけど それなりに 私だって


 言い訳せずに 怪我しちゃいながら 見上げる 東京スカイツリー



 ガチャガチャ鳴り響く 失恋心


 それはそれなりに胸に痛いけど


 今日も白鉢巻きまいて 駆け抜けてみせます


 東京疾走少女







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