序章
体験談を元に物語を作りました
私は現在バツ2、独身
子供は父親違い
思春期の長男と
まだまだ母親の愛情が必要な次男
母子家庭にしては
とても仲良く楽しい3人家族
周りにはとても羨ましがられる程に仲が良い
でもそれは
あくまでも表向き
私は
会社員でありながら
夜は熟女パブで勤めてる
彼氏もいて
妻帯者の愛人もやってて
借金も抱えてる
私はなぜ今こんな状態なのだろう
ふと考えるが
煩悩に精神疾患が加わった情弱な自分に原因がある
という結論に到達する
そして
自己嫌悪に陥る情弱の得意な負のスパイラル
本気で死にたくなる事も頻繁にあり
そんな私には彼だって辟易してるに違いない
私は6人兄妹の4番目
すぐ下に妹と弟
私含めて3人年子である
実際自分が母親になって気付いたのだが、
恐らく私は幼い頃に
親から十分な愛情を受けていない
7歳上の姉と5歳上の兄に
とても可愛がってもらってた記憶が
かすかに残ってる
そうでなくとも
すぐ下に年子の妹と弟が居れば
私が1歳の時点で
両親は生まれて来た妹や弟に
かかりっきりになっていた事は
想像するまでもなく
私はそんな幼児期を
一体どのように過ごしていたのか
過去に戻って覗いてみたいものだ
自己分析になるが
私は共依存者なのであろう
人に愛される事や必要とされる事に喜びを感じ
その相手を信じて止まない
それを私は愛情なのだと勘違いしている
ただ愛されたい
それだけのようだ
中学1年の時に
大阪から東京に転校した事も原因のひとつだろうが
私には親友だと呼べる友達は居ない
大阪で生まれ育ち
13歳から東京
22歳から埼玉、現在も同市内
地元と呼べる場所すら
私には分からないのである
反面
華やかな一面もある
必要とされる事に喜びを感じているが故に
職場では後輩やパートさんには出来る限りを尽くし
ありがたい事にみんな慕ってくれている
大好きだったダンスも
妊娠してからは歴代の旦那達に
ダンスを続ける事は否定され諦めていたが、
数年前にはキッカケこそ不本意だが再開するに至り
今では年に数回ステージにも立っている
共依存の私が恋愛出来る様な彼氏もいる
だが
どうして妻帯者の愛人をしているのか
なぜ借金を背負っているのか
これから自分が進むべき道を探すついでに遡ってみようと思う
題材にした方は今も苦悩しもがきながら必死に生きています