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『 勇ましくも愚かに等しく 』

『 勇ましくも愚かに等しく 』

1話です。

どうせ叶わない。

全てが無意味になって、此の世からいずれ消え去る運命なんだ‥‥。


物も、概念も、思想も、貴方も、、私も。


それでも、私達は生かされている。

この世界に、人に、運命に生かされ続けている。


何故?

何の為に?

なんて、口にする事すら無駄なんだろう。


だが、考えなければ私達は本当の意味で終わるんだ。



私の生きる意味は?



貴方の生きる意味は?




_なんてね。




私はただ思っただけだよ。

貴方が、私の作品に目を留めた。


そんな世界線が、、どれだけ希少なのだろうか。


とね。


だからついつい尋ねてみただけだ。

他意はない。



‥‥感謝しよう。



さぁ、始まるよ。



一人の、勇者さんのお話さ。



ゆっくりしておいで。

=================================



『 勇ましくも愚かに等しく 』



作者_神果みかん



=================================

「だぁーーーーーーーーっはっはっはっ!!!!!!ザコが!俺が伝説になる礎になれやぁぁぁぁ!!!!!!!」

次々と飛び掛かってくる、理性を持たぬ獣≪魔獣≫

そんな血に飢え、肉を探し彷徨う獣を次々と薙ぎ倒していく一人の戦士が存在した。


「はぁ!!!!!!!おらぁ!!!!さっさと死ねやぁぁ!!!!!!!!」

…いや、もう戦士ではないな。

彼の事を人々は≪勇者≫と呼称し、祀り上げている。


“祀り上げさせられている”


「おらぁ!回復はどうしたぁ!!!!!ちんたらしてねぇでさっさとよこせやぁ!!!!」


立派な大木の後ろに隠れる少女が顔を見せる。

「ゆ、、、勇者、、様、、!わたしの回復の範囲に、、、え、、えと、、!」


「あ?何の為にお前をパーティーに入れてやってると思ってんだ?あの群れの中に放り込んでやってもいいんだぞ?クソガキ」


「ひっ、、、、、わ、、、わかり、、、ました‥‥」


隠れていた少女が、未だ戦闘の最中にある勇者の近くに駆け寄る。

近くについた直後_地面に魔方陣が顕現し、勇者を覆っていく…。


噛みつかれた跡、突進され腫れあがった痣、その他多くの傷が微量ながら癒えていく。

本当に僅かに。


完治と呼ぶには程遠いものだった。


「ちっ、、、つかえねぇなぁ!!!!!!」


「き”ゃっ ___!?」


戦闘の最中、ほんの僅かな時間で彼は少女を一蹴りで突き飛ばしてしまう。

吹き飛んでいく少女の身体は、隠れていた大木に激突して静止し…頭をぶつけて気を失う。


「これは、たんまりと報酬貰わねぇと吊り合わねぇなぁ!!!!!!!」


戦闘は続く。

暴走とも言えるような、血で血を洗う凄惨な光景を創り上げながら。



___



__




「‥‥ん、、、、?」

少女が目を覚ますと、既に見知った天井がそこにはあった。

温かくて、とても心地いい、、そんな心が静まr___


『あ?なんだって?聞こえねぇなぁ?もう一回言ってみろよ、なぁ????』


「ひっ、、!?」

身体が強張る。

無理もない、、その声の相手は少女の身体を突き飛ばしたのだから。


その光景がフラッシュバックして、仕方がない。


『で、、ですから!ワシらのような農民にそんな大金は出せな____く”ッァ、、、!?!?!?!?』


とてもとても、大きな音が耳に入ってくる。

何者かが物と一緒に吹き飛ばされたような…そんな聞き逃す事のできない大きな音。


___例え年若くても、その状況を察するのは容易だった。


「っ!!!!!!!!」

ベッドから飛び起き扉を開け、一階にあるリビングへ駆け出していく。

‥‥そこには


「よぉクソガキぃ!なんだ身体動くんじゃねぇか!それなら、さっさと俺の為に稼いで来いよな~~~~!」

背もたれが折れた椅子に座り、お金を軽く投げて遊ぶ‥‥≪勇者≫の姿。


そして


「、、、、、ビュー、、、リエ、、、、、」



その奥に、血を流す



「おじいちゃん!!!!!!!!!!!!」

お試し読み、いかがでしたか?

これを機に色んな作品をお見せしようかなと。


実はまだまだPCに眠ってるものは沢山あるので(>_<)

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