私の彼氏と数日後に結婚式を挙げるはずが、急に彼が交通事故に遭って、、、。
”私の彼氏と数日後に結婚式を挙げるはずが、急に彼が
交通事故に遭って、、、。“
私は付き合って3年経つ彼と晴れて結婚式を挙げるつもりだった。
彼は凄く誰にでも優しく何時も私に寄り添ってくれる彼で......。
そんな彼と私は1週間後に”結婚式“を挙げるはずだった。
彼とは結婚式を挙げる場所から私が結婚式で着るウェディングドレスまで
いろいろ彼と話し合いながら決めていたわ。
彼からすれば、”私にとって晴れ舞台だし、盛大に皆に祝福されたい、
そんな結婚式を挙げようね“って話し合っていたの。
優しい彼は何時も私の為に必死で、妥協もしないカッコイイ男なの!
そんな彼が私は大好きだった。
・・・でも? 結婚式を挙げる1週間前、彼は久しぶりに仲が良い
男友達と遊びに行きたいと私に言って次の日の朝、私と一緒に住んで
いる家から出て行った。
”独身時代もこれで最後だから思う存分! 仲が良い男友達と
遊びに行ってくるよ。“
”うん。“
そうやって2泊3日の旅行に彼と彼の昔から仲が良い男友達と行ったわ。
車で家まで彼を迎えに来てくれて、彼が車に乗り込む。
『”いってらっしゃい~ 思う存分、最後の独身生活を堪能してきてね!“』
『うん! お土産いっぱい買って帰るよ。』
『うん、楽しみしてるね。』
『じゃあー行ってくる!』
『いってらっしゃいー!』
今でもハッキリ鮮明に彼の最後の顔を今でも憶えている。
嬉しそうな顔で私にバイバイした彼。
*
・・・でも? 彼が戻って来た時は、”彼は交通事故に遭い彼は死ぬ寸前で、“
彼は救急車が来た時には、既に心肺停止だった。
もう呼吸をしていなかったのだ。
病院に着いて医師達が彼の命を救うために必死になって彼を助けてくれた。
でも? あれから5年が経った今も、昏睡状態でまだ意識がないまま。
ベットの上でただ眠っているだけで一向に起きない。
私はほぼ毎日、彼のお見舞いに行き彼に声をかけ続けたわ。
ここから更に2年後、彼が昏睡状態になって丸7年が経った頃。
彼の意識がようやく覚ます日が来たの!
『タケオ! 先生、タケオが目を、目を覚ましました!』
『えぇ!? タケオさん! ワタシが見えますか? 見えるなら反応して
ください! タケオさん! 応答してください!』
『”・・・ぼ、僕は、今、どうして、“』
『タケオさん、自分の名前をフルネームで答えてください!』
『僕の名前は、杉本タケオです。』
『ここは何処だか分かりますか?』
『病院のベットだと思います。』
『そうです、意識はハッキリしてますね。良かった!』
『先生!』
『良かったですね蓮羽さん!』
『はい!』
『”・・・キ、キミは、誰?“』
『えぇ!?』
『”タケオさん、蓮羽さんはアナタの彼女ですよ、憶えてないですか?“』
『・・・・・・』
・・・彼は私の事を全く憶えていなかった。
まあ7年間、ずっと病院のベットで昏睡状態のまま眠っていたのだから、
私の事を忘れてしまうのも仕方ないのかもしれない。
でも? きっと私の事を彼は思い出してくれるとずっと信じていた、
この時までは?
でも結局彼は、その後意識が戻ったにも関わらず私の事を思い出す事は
出来なかった。
歩くリハビリをして、体力をつけるために食事もしっかり取って、
記憶を戻すためにいろいろしたのだけど、記憶だけは戻る事がなく
彼は退院する事になったわ。
私の事は、”今の彼からすれば全く知らない人。“
何故? 知らない人が僕の傍に何時も居るのか?
そんな顔で彼は何時も私を見ていたわ。
私はそんな彼の顔を見るのが段々辛くなってきて、、、。
仕方なく彼と別れる事にしたの。
だって仕方ないじゃない! 彼は私の事を何にも憶えてないんだから。
あの時の私はもう彼と別れる選択しか考えられなかった。
彼の為にも、彼が私を見ると思い出せない記憶を無理に思い出さないと
いけなく存在に私がなっていたし。
彼の未来の為にも、私が彼の傍に居てはいけないと思ったの。
そして私は彼の傍から居なくなった。
”さようなら幸せだった私、でももう彼は私の記憶を一切想い出さない!
だからもう彼と会う事はないのだろう、さようなら彼と一緒に居て
幸せだった私、もうこれで終わりにします。“
・・・こうして私は彼ともう二度と会わないと心に強く決めたわ。
”最後に、どうか私じゃない別の女性であってもアナタには
幸せになってほしい! こんなに愛した男性はアナタだけだから、
さようなら。“
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




