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フランス人彼氏が甘すぎて、血糖値が心配です。  作者: 宇津木 しろ


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20/21

彼は、私の家族が好き?

「しろさんのご家族に会いたいです」


彼が初めて日本に来たとき、開口一番そう言ったのです。


……えっ、真剣交際ってこういうこと!?


それまで誰からもそんな言葉をかけられたことがなかった私は、感動と驚きで胸いっぱいに。思わず「もちろんいいよ!」と即答していました。


初めての顔合わせは、気楽にファミリーレストランで。

彼は肩の力を抜いたまま自然体で、食事も会話もなごやかに進みました。


ところが解散後、彼の第一声は──


「お父さんとお母さん、すごく優しい……そして……お兄さん、めちゃめちゃかっこいい!!!!」


……そこ!?


私の兄は、侍のような超・和風フェイス。

なぜか彼の憧れの的になったようです。


ちなみに、私自身も和風顔。どうやら彼の美的感覚の基準は「日本らしさ」にあるのかもしれません。


そして、意外にも彼をいちばん気に入ったのは私の父。


「アル~!焼き鳥食べさせてあげるよ」

「はやくまた日本に来てくれ~!」


毎日のように騒がしく呼びかけております。


ともあれ、彼が私の家族と仲良くしてくれたことに、ひと安心。

次は私の番です。結婚前に、彼の家族へご挨拶に行かなくては。


お母様とはすでに手紙をやり取りしていますが……やっぱり実際にお会いするとなると緊張しそう。

深呼吸しながら、頑張りたいと思います。

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