表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

またね

作者: すみ いちろ



目覚めて不安になる


よく眠れたのに


フワフワと不安だ


今日が曇りだからだろうか


時々、晴れ間だってのぞいているのに



夢の中で誰かと話してた気がする


幸せだった


だけど、起きなくてはいけない


急に目覚める


一人だった


起きてタバコを吸いコーヒーを淹れて


なろうを開く


僕と同じように肉体と言う魂の器に入った人たちが


それぞれに肉体の無いこの世界(サイト)の中で


言葉を持ちよる

 

昨日の出来事


今日の出来事


自分と言う何かから生まれた(タマシイ)たちは


何かを紡ぎあい、何かを語り合い


まるで、夢の世界のようにつながりあう物語


絶望も希望も全てをひっくるめて


時に温かく……まるで手に伝わる感触(ぬくもり)のように


いろんな色


聴こえる音──声


匂い


まるで目に視えないお互いの世界に、存在しているかのように持ちよる言葉


互いに触れあう


影ではない……幻のような、その人の姿  


あるいは(カタチ)──


(タマシイ)の輪郭と言うものを(にわか)に感じさせてくれるこの場所



今日もあなたがいる


今日もここに


いつかは消え去ってしまうこの世界のように……




また会えるだろうか──


わずかな言葉を残して、いつかは消える


透明な、あなただった輪郭線は、ついに空へと消えて


旅立ちの向こうに、あなたは行くのだろうか……



寂しいけど、


全部、懐かしくて


全てを抱き合えるような──




──やあ……君だったのかい? 


はじめまして……ようこそ──


いつか、会ったかな……?





……今限りなのかも知れない


あなたの声が聴けること


今限りなのかも知れない


あなたの言葉と触れあえること



あそこに逝けば、ひとりになるのだろう


そして、ひとりになったことさえ、いつか忘れるのだろう



だけど、何もかもは、無くならない


一度、消えて、全て生まれ変わるから


不変なものが無い代わりに


この世界は存在しつづける


あなただって


消滅と誕生を繰り返して


誰かに会いに行く


今日限りのこと


いつか忘れられる


いつか消えてしまう……──いつか



時は巻戻らない


ある一点に向かって進む


そんな偉大なものをそんな悠久の時間を


ずっと感じていたい




いつか違う世界で出会った時、


君の手をそっと握る


どこからやって来たのか知らない……君の手を 


まるで、今朝見た夢の中で出会った世界のように



幸せだった


不安だった


目覚める時間。



起きて、タバコを吸い、コーヒー淹れて……


この世界(サイト)を開く


今日も、君は、ここにいる。


元気そうだった……良かった──



限りある今と、限り無い未来。


不安も希望ものせて、全ては──宇宙は……


また、消滅して、幾万ものこの世界のように生まれ変わる



言葉を投げかければ、


もう、とりとめも無いから


今日は、このへんで。



また、また……またね













評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 何か大きな目に見えない世界と、このサイトとが交錯していて、とても面白かったです。 素敵な詩でした。
[良い点] 素敵カッコいいです☆彡 …すみません、最近絶賛体調がよろしくないので、うまくお声かけができなんだですm(_ _)m いちさんの詩、やはり素敵好きです☆彡 夜更けにちょこちょこ、以前にいちさ…
[良い点] 素敵でしたよ♪(^ω^) 気持ちが直接伝わってくるかのような、 とても素敵な詩でした(*^^*) [一言] それではまた♪ ここか、いまか、 いつかか、どこかで また縁があったらです…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ