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時の停車場
停車場で出発の時刻を待つように
僕は何かを ずっと待っている
往来する光は尾をひき
まるで電車のよう
思い描いた未来はどうやったらいけるのだろう
考えても悲しくなるだけで
脳が感覚を無くしていく
時を告げる鐘を何度聞いただろうか
時計の針は刻々と進み
僕を置き去りにしている
夜空の星々は遥か彼方
行き交う光はとても綺麗で
僕には眩しく見える
誰もがきっと待っている
同じ星の上
同じ時の上に生まれた
巡り逢うべき人たちを
待っていてもひとりぼっち
ならばここを離れて
線路の行き着く向こうまで
歩いて行こうか
光は僕を追い越していく
ゆっくりでいい
行き先は僕が決めるのだから




