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気分屋な空 夢見がちな僕
地上に光が届かないくらいのどんよりとした空。
まるで雨を降らそうか悩んでいるよう。
空に天使の涙が集まったら雨になる。
天使の悲しい涙は地上にも影を落とす。
心が痛くなるような悲しみの詰まった雨。
天使のうれし涙の雨は優しくて心地よいとさえ思える。
それは空を見上げた僕の感情次第だと誰かが言った。
理解者を求めようなんて思っていない。
僕だけが知る雨の構造。
それでいい。
発想は夢見がち。
それを信じたって悪くはない。
僕だけの世界、僕だけの心。
悩んでいた空が大地に光を届け、
太陽は優しく微笑んだ。




