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思い出の色
遠い遠い記憶
普段は閉ざされた箱の中に大切にしまってある記憶
箱の中の記憶はきれいな思い出ばかりで
時々開けて記憶の水に浸かってしまうのは楽しい
あの時にこの出来事があったから今の僕がいる
そう思えると気持ちは軽くなり記憶の水は温かく包んでくれる
箱の中には苦しい記憶もある
消えてしまえばいいと思っても
消えないものもある
どう考えても好転せず胸の中はあの時の感情で渦巻く
遠い昔の僕はそれらを克服して今を生きている
僕は弱くもないが強くもない
それでもひとりきり解決したこともある
立ち止まってはいけないと心の内側から叫ぶ僕がいた
幸せと不幸せは同じ数だと誰かが言っていた
良い思い出だけが記憶に積もるよう
カラフルな服を着るように
心にも彩りをつけよう




