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カーニバルライブ
放物線を描く光の曲線美
無数のある光の玉
光は鼓動を打つようにリズムを刻む
そこは何処か
僕の体内なのか
心臓に押されて流れる血球のように
跳ねる
カーニバルのテントの中は
怪異な影を落とし
僕を圧倒する
回転木馬とピエロの涙
“笑って”
そんな誘いには乗れないでいる
金の花びらは風に踊る
陽気な音楽が過去を引き出そうとする
「あの頃の夢をみさせて」
心を斜めにしたらタイムリープが始まる
脳に直接届く音楽が
揺さぶりをかける
目を覚まさないで 目を閉じて
王子のように振る舞うあの人が
声高らかに歌う
光の曲線は半円形を描き
光の玉は僕の鼓動を刻む
ドラゴンの嘶きが終焉を告げた
オルゴールのように優しい音は
余韻に浸る僕を慰めた




