表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

優花とれんの恋物語

禁断の仲・・・?

作者: ゆー

最近、私にはとっても気になることが・・・

「優花!」

おっと、れんが飛んでくる!

「どしたん?」

「ほら、藤野君と菊川君が・・・!!」


あ、私達の説明がまだだったね。

私、たかやなぎと親友のおおれんは、虹南学園中等部3年1組。

みんなからうらやましがれてるクラスなんだ。

だってね、サッカー部レギュラーの

ふじしゅう君ときくがわえい君がいるんだよ!

美形の2人がそろってるなんて、うちらってすっごくラッキー♪


んでね、最近藤野君と菊川君が禁断の仲じゃないかって、勘ぐってるの。

「あ、よりそってるよー」

「あ、藤野君が赤くなった!滅多に表情変えないのに!」

「愛の言葉でも囁かれたんじゃない?」

「あはは!!それ最高!萌え度高い!」

「うわー。腐女子ー」

「あんたもそうでしょ。」

はいはい、そうですよー。そういえば、今気が付いたけど・・・うちら、ストーカー?

「でも・・・暑苦しー」

「暑苦しいはないでしょ。」

「そうだけど・・・。目の保養になるし^^」

「美形がそろって悪いことはないよね!」

「うん!」

「あ、コソコソ話してる」

「ホントに暑苦しいけど・・・」

「「お似合いよね~」」

「あ、てらくにまさ君とおおすぎしゅういち君だ!

仲良く廊下を歩いてる!」

「あれ?あの2人、クラス違ったよね?しかも、藤野君とこきたし!」

「あ!大杉君と菊川君が仲良く話してる!」

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・浮気?」」

「別れないか心配・・・」


「何が心配なの?」

聞き覚えのある、可愛い声・・・後ろを向くと・・・

「「きっ菊川君!?」」

「クスッ」

「「藤野君も!?」」

なっ・・・なんで2人がここに・・・

「朝から僕らのこと見てたよね。」

あ・・・ばれてました?

「なっ、なんで知ってるの?」

「視線ビシビシ感じたから~」

「「うっ・・・」」

返す言葉がないよ・・・

「なんで僕たちのほう見てたの?」

「あ、あの~」

口を開くと、チャイムが鳴ってしまった。って、次移動教室じゃん!周り誰もいないし!

「「やっば!!!」」

れんと2人で駈け出そうとしたら、藤野君と菊川君に止められた。

「今から行っても怒られるだけだから、一緒にサボらない?」

藤野君からサボりというのを聞くなんて!でもよく考えたら、藤野君もサボり魔だよね。

「え、ん~・・・どうする?」

れんが聞いてくる。この際だしね。

「サボろうよ。」

すると、れんはにっこり笑った。

「もち☆」


それから、4人で屋上に行った。

「気持ちいいね!」

「ホントだね~」

「眠い・・・優花~眠いよ~」

「れんが寝たら中々起きないじゃん。」

れんの寝起きは、とっても悪い。ゆさゆさ揺すっても起きないときのほうが多い。

「いーじゃん、次科学だし。次もサボろ?」

「んー・・・まぁいいや。」

「よしきた!あ、何か枕ない?」

「ない。」

「んじゃあ膝かせ。」

「足がしびれるからイヤ。」

「貸してよ。この前の500円チャラにするから~」

「ん~・・・しょうがないなぁ。」

500円も立派なお金。それがチャラなら・・・ね。

「クスクス」

「やっぱりなぁ~」

「「あ゛」」

「存在忘れてた。」

「私もだよ、優花。」

「2人の世界を作り出していたからね~」

「「は?」」


「大野さんと高柳さんは付き合ってるの?」


「「え!!??」」

「ちょ、ちょっと待って。それ、どーゆー事!?」

「第一、出来てるのはそっちでしょ!」

なっ・・・なにそれ~~~~~!!??付き合ってる!?私とれんが!?ありえない!

れんもビックリして、私の膝から飛び起きた。

「え、俺たちが?」

「どうしてかな?」

「だって・・・ねぇ?」

れん、なぜ私に振る?

「ずっと2人でいるし。」

「それはそっちだって同じじゃん?」

うっ・・・図星・・・。

「さき藤野君、菊川君と内緒話で赤く・・・」

「あれ、僕赤くなってた?」

「そういえばそうだったな。まぁ、アレは内容が内容だったから・・・」

だから、愛の言葉を・・・

「まぁ、私達はそんなんじゃないし。」

「じゃあ俺達もそんなんじゃない。」

「「うっそだーーーーーーーーーーーーー!!!」」

「嘘じゃないよ。」

「あ、優花。もしかして・・・」

「うん?」

れんは、私の耳元で囁いた。

【菊川君は大杉君で、藤野君は寺田君?】

「なるほど!!!!!!」

「どっちにしても彼氏持ち!?」

「しかも、部内恋愛!二組いるし!」

「おーい。勝手に盛り上がらないでー。」

「「はい・・・」」


「第一、俺ら好きな奴いるよ?」


ん?


“第一、俺ら好きな奴いるよ?”


「「え???」」

「知りたいなら、当ててみてよ。」

ここは・・・絶対にあの人だ!れんとアイコンタクトを取って、せーので言った。

「「藤野君は寺田君、菊川君は大杉君。」」

2人は、ポカンとしている。え・・・?図星でした?

「れんの言うとおりだったね~」

「って・・・何でわかんないの・・・?」

「「ん?」」


すると、何故か菊川君の顔が近づいてきた。

頬に生暖かい感触がしたと思うと、菊川君の顔はもう遠くにあった。

れんはれんで、訳が分からないという顔をして藤野君のほうを見ている。

私達は、顔を見合わせた。


―・・・10秒経過

「「あ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!」」

「やっとわかった?」

「わかったっていうか・・・キスされたのが・・・」

答えると、藤野君と菊川君は困ったみたいに顔を見合わせた。

「口で言ったほうが早かったみたいだね。」

「そうだね。」

「「?」」

「一回しか言わないからよく聞いてね。」

(藤野)「僕は大野さんが」

(菊川)「俺は高柳さんが」




「「好きです」」



―――・・・???



“好きです”



私とれんは顔を見合わせた。




―・・・20秒経過

「「え~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!???????」」

「あ、やっと気が付いた。」

「反応遅いよw」

ななな、なんですと?女の子が好きだったの?しかも、相手はうち等???

「返事くれると嬉しいんだけど・・・」

んー・・・返事??

「「一応付き合う??」」

「そうこなくっちゃ」

「絶対好きにならせてみせるから」

美形2人に告白されて、断る人・・・いますか?


「「よろしく・・・」」


こうして、新たな人生が幕を開けました――――・・・



最後まで読んでくれてありがとうございました!

私が本当に(原稿用紙に)書いた小説では、菊川君が語尾に「にゃ」

を付けるキャラだったのですが・・・

引かれると思ってやめました・・・

もしかしたら続くかもしれませんのでよろしくです。


感想くれると嬉しいです☆

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ