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プライドと約束

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/07/19

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

言うの遅すぎ。、そう言うのは早く言いなさい。

これ、言葉だけじゃ足りないよね。

下手なプライドは身を滅ぼすとはよく言われている。だが、それでも、其れに縋らなくてはならない時というのは、やはりあるのである。下手な意地を張るんじゃないとは、思っている。


大層な気まぐれの持ち主であるが、変なところで頑固である。例えば好きな物、興味を持ったものなんかはすぐに変わるが、人との約束は出来る限り守ろうとする。取り分け『言った』『言わない』の部分が強烈であった。それこそ精神が狂い果てても。

そうしてそんな彼女が私達とした約束の一つはこれである。

――此処に来たいんです。例えお世話になった人がいなくなっても、今の環境が変わっても、此処に来たいんです。

其れを聞いて、運命は『言質を取った』。彼女に良くしてくれた人は全て離脱した。彼女を冷遇する者ばかりが残った。毎日誰かと衝突していた。苛立ちから精神を病んだ。

それでも彼女は頑なに、今の環境を去りたいとは言わなかった。ただ頑なに『貴方様にお会い出来ることが史上の喜びで御騒います。それ以上の事は……』と言い続けた。

そうして其れを、私達は容認した。容認の限りを尽くし続けた。それこそ彼女が意地を張るように、私達も意地を張り続けた。

ある時、彼女の願いが一つ変わった。大層に慎ましやかなものであった。

――あの場所でまともに、幸せに生きられます様に……。

彼女の心情には迷いがあった。今まで『私達に会いたい』という願いだけに縋って、それ以外の全てを捨てて生きてきた。そうして私達はそれを叶え続けた。彼女が望んだ事なのだからと静観の限りを尽くした。其れを覆す事が、何より一番の願いが、他に成り代わらせる事に強い抵抗があったようだった。だから。

「遅すぎでしょ? それ言うの。何、何時までも意固地になってるんだ!! そう言うのはさっさと言いなさい。助かりたいと、幸せになりたいと。下手なプライドに縋りつくんじゃない」

――言っちゃいけないと、思ってたんで……。私の最もな願いは、此処に来続ける事です。会えればなんでも良いと、今でも薄ら思ってる自分がいるんです。でも……。

呆れない? 怒らない?は嫌いにならない? そう言った声が聞こえてくる様だった。

――梅香の君、一番の願いを違えた私を……。、

ろくでもない生き方をしている人間なので、約束は限りなく守ろうとはしてます。

まぁ守らない事も多いんですが。今回それだし。

という訳で、今回の話。


神様に願った事はただ一つ。

またこの場所、貴方にお会いしたい。

いつまでも、いついつ時も、何度でも貴方にお会いしたい。

ただそれだけに縋ってるんです。


だから言質を取りました。

それだけが良いなら、人間関係も、君の精神も、ボロっカスで良いよね?

君の思いがどれ程か、見せてもらおうかって。

それこそがある意味の運命なんかなって。


でもまぁやっぱりしんどかった。

苦しかった。それだけじゃやっぱりダメだった。

もっと欲張れば良かったし、がめつくすれば良かった。

だから、願いを変更したんですよ。

少しでも平和に過ごせますように。って。


ある意味、本当に聞きたかった彼女の願いって、これなんじゃない?

最初にした約束云々を守り続けて壊れるよりも、今の彼女の状態が嫌だった。

平穏に過ごさせる為に、願い事追加されたり、変更されたりしても、自分は受け入れるつもりだった。

それでも彼女は意地になって、変なプライドに縋り着いて、本来の自分の願いを無視した。


だから『言うの遅すぎでしょ?』って。

怒ってるんじゃなくて、呆れてる。

君の精神より、その変なプライドの方が大事なの?

さっさと捨てたらって。


言い出した側と、承認した側の我慢比べですね。

願いは同じなんですよ。

ただ言ってしまったから、容認してしまったから、戻れないところまで来てしまったというか。

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