プライドと約束
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
言うの遅すぎ。、そう言うのは早く言いなさい。
これ、言葉だけじゃ足りないよね。
下手なプライドは身を滅ぼすとはよく言われている。だが、それでも、其れに縋らなくてはならない時というのは、やはりあるのである。下手な意地を張るんじゃないとは、思っている。
大層な気まぐれの持ち主であるが、変なところで頑固である。例えば好きな物、興味を持ったものなんかはすぐに変わるが、人との約束は出来る限り守ろうとする。取り分け『言った』『言わない』の部分が強烈であった。それこそ精神が狂い果てても。
そうしてそんな彼女が私達とした約束の一つはこれである。
――此処に来たいんです。例えお世話になった人がいなくなっても、今の環境が変わっても、此処に来たいんです。
其れを聞いて、運命は『言質を取った』。彼女に良くしてくれた人は全て離脱した。彼女を冷遇する者ばかりが残った。毎日誰かと衝突していた。苛立ちから精神を病んだ。
それでも彼女は頑なに、今の環境を去りたいとは言わなかった。ただ頑なに『貴方様にお会い出来ることが史上の喜びで御騒います。それ以上の事は……』と言い続けた。
そうして其れを、私達は容認した。容認の限りを尽くし続けた。それこそ彼女が意地を張るように、私達も意地を張り続けた。
ある時、彼女の願いが一つ変わった。大層に慎ましやかなものであった。
――あの場所でまともに、幸せに生きられます様に……。
彼女の心情には迷いがあった。今まで『私達に会いたい』という願いだけに縋って、それ以外の全てを捨てて生きてきた。そうして私達はそれを叶え続けた。彼女が望んだ事なのだからと静観の限りを尽くした。其れを覆す事が、何より一番の願いが、他に成り代わらせる事に強い抵抗があったようだった。だから。
「遅すぎでしょ? それ言うの。何、何時までも意固地になってるんだ!! そう言うのはさっさと言いなさい。助かりたいと、幸せになりたいと。下手なプライドに縋りつくんじゃない」
――言っちゃいけないと、思ってたんで……。私の最もな願いは、此処に来続ける事です。会えればなんでも良いと、今でも薄ら思ってる自分がいるんです。でも……。
呆れない? 怒らない?は嫌いにならない? そう言った声が聞こえてくる様だった。
――梅香の君、一番の願いを違えた私を……。、
ろくでもない生き方をしている人間なので、約束は限りなく守ろうとはしてます。
まぁ守らない事も多いんですが。今回それだし。
という訳で、今回の話。
神様に願った事はただ一つ。
またこの場所、貴方にお会いしたい。
いつまでも、いついつ時も、何度でも貴方にお会いしたい。
ただそれだけに縋ってるんです。
だから言質を取りました。
それだけが良いなら、人間関係も、君の精神も、ボロっカスで良いよね?
君の思いがどれ程か、見せてもらおうかって。
それこそがある意味の運命なんかなって。
でもまぁやっぱりしんどかった。
苦しかった。それだけじゃやっぱりダメだった。
もっと欲張れば良かったし、がめつくすれば良かった。
だから、願いを変更したんですよ。
少しでも平和に過ごせますように。って。
ある意味、本当に聞きたかった彼女の願いって、これなんじゃない?
最初にした約束云々を守り続けて壊れるよりも、今の彼女の状態が嫌だった。
平穏に過ごさせる為に、願い事追加されたり、変更されたりしても、自分は受け入れるつもりだった。
それでも彼女は意地になって、変なプライドに縋り着いて、本来の自分の願いを無視した。
だから『言うの遅すぎでしょ?』って。
怒ってるんじゃなくて、呆れてる。
君の精神より、その変なプライドの方が大事なの?
さっさと捨てたらって。
言い出した側と、承認した側の我慢比べですね。
願いは同じなんですよ。
ただ言ってしまったから、容認してしまったから、戻れないところまで来てしまったというか。




