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ムネモシュネの箱 ― 73Hzの永遠 ―  作者: 大西さん
第三章「侵食の始まり」
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第78話「SNSの拡散」

12月3日 水曜日 午後8時


凛と美波は一日中調査を続けた。


SNS。フリマアプリ。ネット上のあらゆる痕跡。


そして気づいた。


Xで「#73」が急上昇トレンドに入っていた。日本のトレンド第3位。


凛はそのハッシュタグを開いた。


無数の投稿。スクロールしても終わらない。


「#73 最高の体験」

「#73 人生が変わった」

「#73 もう一人じゃない」

「#73 幸せ」


すべての投稿が同じような内容。コピペしたかのように。


そして投稿者たちのプロフィール。最近レトロメディアを購入している。


「これ……」


美波が呟いた。


「もう隠してない……公然と広めてる……」


凛もそれを感じた。


最初は密かに広がっていた。フリマアプリの片隅で。


でも今はSNSで堂々と。もう隠す必要がなくなった。


「投稿数見て」


美波が言った。声が震えている。


「24時間で5,000件以上」


「5,000……」


凛が息を呑んだ。


「そして――」


美波がスクロールを続けた。


「海外からも。英語、中国語、韓国語……世界中に広がってる……」


凛はゾッとした。背筋が凍る。


これはもう止められないのかもしれない。


でも、諦めるわけにはいかない。


「美波」


凛が言った。


「明日、フロッピーディスクが届く。それを解析しよう。きっと、もっと詳しい情報があるはず。止める方法があるはず」


美波は頷いた。


「うん。諦めない。必ず方法を見つける」

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