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第4話 ドン引き大作戦

キャラクター紹介見ていない方は見てみてください。専属たちの名前が描かれています。

度々伝説を生み出している聖女エリファーは、さらに8年の月日を経て――

現在、エリファー・リリー・ヴァロイアント15歳。


いつも通りはっちゃけてるでしょ? と思った方、1人くらいはいるでしょう。

だが今の彼女は、とても……(しお)れていた。


「……ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」


「どうしました、聖女様!」


「学校行きたくない! ダルい! 仕事イヤ! なんでこんなに多いの!? 昔の10倍はある! もう執事やりなさいよ!」


「……私はやれません。これは聖女様のお仕事です」


「じゃあルフィーネ!!」


「ルフィーネはダメですよ。()()()()ひどい資料になりますから」


「馬鹿にしてる? これでもちゃんとやってんのよ! チャントね!」


そんなバカな会話をしている最中――

エリファーは遠隔魔法で、メイドのルフィーネが何かに焦ってこちらに向かっていることに気づいた。


「ロイアント。ルフィーネが全速力でこっちに向かってきてるわ。……なにかあったわね」


バンッ!!


扉が思いっきり開かれる。


「せ、聖女様ぁっ!!」


彼女の顔には、明らかな焦りの色。

それを見て、エリファーと執事ロイアントは悟った。


――これは、ただ事じゃない。


「こ、国王様から……手紙がっ!!」


ルフィーネの手には、一通の封書。震える手で差し出されるそれを、エリファーが手に取る。


「何……?」


「しかも……しかも、手書きなんですっ!!」


「手書き、だと……?」


(この時代、文字書き機械なんてのは一般家庭にまで普及してる。

 忙しい国王がそれを使わず、しかも書記官すら使わず、自分で……?)


「ロイアント、余計な詮索はやめなさい」


「はっ……はい、聖女様」


「ルフィーネ、見せて」


「はい……こちらです」


手紙には、20行ほどの直筆メッセージが並んでいた。



『こんにちは。エリファー・リリー・ヴァロイアント様。

貴方が居るおかげで我が国は日々発展し、貧困層も年々減少し、

今や“貧困率0%を下回って”います。


また、作物が育たないと懸念されていた地域も、

貴方の祈りによって雨が降り、豊作となりました。


貴方がこの国を支えていると言っても、過言ではありません。』



「……っ」


まだ半分も読んでいないのに、エリファーは背筋に寒気を感じた。


(……なに? この気持ち悪い褒め殺し……。

 やたら持ち上げて、私の気分を上げて、どうするつもり?)


そのまま続きを読み進める。



『そんな貴方様に、ご提案がございます。

近日開かれる、我が国第二王子の“嫁選びパーティー”に、

ぜひご参加いただけないでしょうか。貴方様が――』



バサッ。


エリファーは最後まで読むこともなく、手紙を丸めてゴミ箱に投げ捨てた。


「だ、大丈夫ですか、聖女様っ!?」


「ええ、大丈夫よ」


彼女の目は鋭く、今までにない冷静な光を宿していた。


「それにしても……あの気持ち悪い手紙。おそらく、これは国王の策略ね。(聖女)が欲しいのよ。王族は」


「え?」


「まず上半分で私を徹底的に褒めて気分を上げ、

 その勢いで“嫁選びパーティー”に出席させるつもりだった。

 そして――おそらく、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()私を国の道具にするために1番近くに置きたいんでしょうね」


「なっ……」


メイドと執事は、同時にポカンと口を開けた。


「で、パーティーには行くのですか……?」


ルフィーネの問いに、エリファーは不敵に笑った。


「行くわよ」


「えぇっ!?」


今日2回目のハモりキョトンが発動。


「わざわざ行って、王子を引かせてくればいいの」


「どうやって、ですか……?」


「そんなの簡単。会場ぶっ壊して、ドン引きさせればいいのよ!!」


一瞬で、ロイアントとルフィーネの顔色が青ざめる。


「なに言ってるんですか!? 会場はお城ですよ!? 下手すりゃ国家反逆罪ですよ!?」


「フッフッフ……大丈夫。私、国に相当貢献してるから、死刑にはならないと思う!」


「ならない“と思う”じゃないです!! ダメですって!!」


ふだん冷静なロイアントまで、敬語を忘れてツッコむレベルの暴走。


「パーティー、いつだっけー? えっと……たしか、明日よね? よしっ、ドン引き作戦、決行よおおおお!!」


『やめてくださぁぁぁい!! 聖女様ぁぁぁぁぁ!!!』


やっほー!後書きエリファーが書かせてもらうよ!いやぁー国王の手紙は気持ち悪かったわぁー!!

ここで裏話なんだけど私の縁談が無かったのも裏に国王が糸を引いていたからって言われてるんだよねー。

まだ私に婚約者が居ないのが欠点よねーまぁあの国王なら婚約者いてもいなくても関係なさそうだけどね

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