第2話 エリファー5歳ついに聖女の常識をぶっ壊す
第2話投稿しました。はっちゃけてます
ウィル王国ーー
この国には4つの公爵家が存在している。
1つ目は公爵家で1番どころか国王にも届く権力を持っている『ヴァロイアント家』
2つ目は代々水属性が受け継がれている『ハルツ家』
3つ目はヴァロイアント家と親睦の深く当主は代々火属性である『レイーナベルト家』
4つ目は変人貴族の集まりだが実力は本物の『サルベロット家』
この国には7つの属性がある。
火・水・風・土・光・闇・霊
特に闇と霊は所持属性者が少ない。光属性はこの国で聖女たった1人のみ。
魔力の多い貴族達はミドルネームに各属性の神の名前が入ってる事が多い。
この国を代表する聖女は今神殿サボりを過去記録更新していた。
「聖女様〜今日こそ神殿に行きますよー」
そんなエリファーに声をかけてきたのはロイアントという新人の専属執事だった。
「馬車に乗ってください山道ですけど大丈夫ですか?」
「全然大丈夫よ!」
幼いながら丁寧な言葉使いをするエリファーに関心しながら馬車を出すロイアント。
ヴァロイアント家は国の中心ではなく自然が漂うよくある森に本家を置いている。坂道を下りそこから20分かけて神殿に行くのがいつもだ。
「ロイアントーこの馬なんか震えてるけど大丈夫?」
「え?さっきまで大丈夫でしたが、、」
そんな会話をしているとエリファーの乗っている馬車が動き出す。ロイアントはエリファーが馬車の中に座るのを手伝いおわった所なので動かしているのはロイアントではない。つまりこの馬は暴走し始めたのだ。
「ぎゃぁぁばぁぁだぁぁぁ」
いきなり急降下し始める馬にしがみついているロイアントと馬車内で洗濯機のようにぐるぐる掻き回されているエリファー。その衝動でエリファーの首につけていたエメラルドが外れてしまったので空中で窓から手を伸ばしキャッチをした。
「やったー!良かったー!」
喜んでいるエリファーは周りを見渡す。
左右見ても木、木、木
「なにここ!森!?え?馬車から出ちゃった!?」
エリファーは葛藤ふる。
聖転生してから5年。
自分の正体が元・最強殺し屋 という事を隠し続けてきた。
完璧な敬語、穏やかな微笑み、無駄のない動き、従順な態度。
だが――
「神様……私、5年も大人しくしてました。ずっと我慢していたんです。控えめに生きました。もう、いいですか?きっと体も訛ってしまってます。」
エリファーは神に言った。
「困ってる人がいるんです。もう、静かに微笑むだけの聖女はやめます」
エリファーは爆速で走り出し、空を飛び馬の額と足に指を置き転がして動きを止めるという神業を披露した。そこにはたった5つの少女と思っていた化け物が立っていた。
その夜。
「よっしゃ神殿サボり記録更新!」
馬が暴走した事を理由に今日もサボった。
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