八雲亭にて:一
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※注意
・この物語は、東方projectの二次創作です。
・You tubeによくあるゆっくり茶番劇の小説版のようなものです。
・一部、自解釈や、物理法則を無視している場面があります。
・誤字脱字のチェックもしていますが、抜けている所もあります。
・オリジナルキャラクターや、これから出てくるキャラクターも存在します。
以上の事が大丈夫な方は、ゆっくりしていってね。
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〈八雲亭〉
「藍、橙 ただいま帰ったわよ。」
「お帰りなさい、紫様。」
「お帰りなしゃい、紫しゃま。」
玄関から、藍と橙が出てきた。
元気で何よりだな。
「あ、そういえば 今日はいい事があったわよ。」
「いい事ですか? もしかして、博麗神社にお賽銭があったということですか?」
「た、確かに、それはいい事ね。って、そうじゃなくて。」
と、紫が突っ込んでいると
橙が、唐突に紫の服のにおいを嗅ぎ始めた。
「橙、どうしたの? 何か匂うかしら?」
「ううん、 紫しゃまから渚お義兄しゃまの匂いがする?
もしかして、帰ってきましたか?」
「す、すごいわね。 橙。 正解よ。 ………入ってきて良いわよ。」
そう言われて、俺とアクアは家に入った。
「久しぶり、 そしてただいま。 藍、橙。」
「お邪魔します。」
「はい、お帰りなさい。 渚様、アクアさん。」
藍は、久しぶりに見たが、少し大人びた姿だった。
「お帰りなしゃい。 渚しゃま、アクアしゃま。」
橙は、身長が十センチほど伸びたのと、少しばかり大人びてきたような気がする。
(顔が、少し赤いような気がする。)
まぁ、いいか。 久しぶりに会って興奮しているんだろうな。
久しぶりに帰ってきたので、積もる話もあったが
まずは、荷物を整理する為に、二階にある自分の部屋へと入った。
部屋は、500年も離れていたのにも関わらず、部屋内は綺麗で……嫌、むしろ
前よりも綺麗に見えるのだが、たぶん藍辺りが掃除をしてくれたのだろう。
「帰ってくるか、分からないのに待ってくれていたんだな。」
十分後……。
「ふぅ、 やっと終わった。」
部屋の荷物整理がひと段落終わった所で、一息つこうと考えたが、
少しでも、今日は幻想郷に帰ってきたことを感じていたいので、
二階から、一階へ向かう階段を下りていると
「渚様、お食事の準備が整いました。」
アクアが、夕食の知らせを伝える為、目の前に現れた。
アクアに呼ばれて、居間に向かうと藍が猫じゃらしで橙と戯れていた。
橙は、猫じゃらしの穂を一生懸命に追いかけており、とても猫のようで
可愛かった。まぁ、橙は化け猫なんだから、猫は正解か。
しばらく藍達が、戯れていると藍が、俺に気づき手招きをしてきた。
そして、藍は猫じゃらしを俺に渡してきた。
それから、紫が来るまで橙で遊んでいた。
「あら、久しぶりに義兄さんと、橙が遊んでいるわね。藍は遊ばなかったの?」
と、今日俺たちが壊してきた博麗大結界を修復してきた紫がスキマを通して帰ってきた。
「いえ、数分前までは、やっていたんですが
渚様がアクアさんの夕食の知らせによって、ここまで来たので、
渚様と変わった次第です。ここ最近、橙は渚様と遊びたかったようなので………。」
少し寂しそうな顔をしながら答えた。
「確かに、そうね。 この頃、藍や橙と遊んでいても、橙の好きなマタタビを
見せても、上の空だったかしら。」
そう言いながら、口元を扇子で隠して首を傾げた。
当の渚と橙は、気にせず猫じゃらしで遊んでいたが、
橙の腹が鳴ったことで橙は、我に返った。そして、正面にいた人物と目が合い、
「……え、ちょっ な、渚お義兄しゃま。 わ、私は藍しゃまと遊んでいたはず。」
混乱してしまった。
どうやら橙は、猫じゃらしの穂に夢中のようで藍と俺が変わっているのに
気づいてなかったらしい。
「僕と遊ぶのは、嫌 かな?」
目を白黒させていたので、恐る恐る聞いてみた。
「いや、そうではにゃくてですねー ………ら、藍しゃまー‼ 汚いですよ。そういう所⁉。」
橙は、顔を紅くさせながら藍の策士に嵌ったことに怒った。
「………汚いとは、どういう所かな? ちぇーん?」
藍は、とぼけたような顔をした。
「え、えっと その………。」
と、戸惑ってしまった。
「どこが、悪いんだい。 教えて欲しいな。 なぁ、橙。」
「はぐらかすんだったらぁ。 しゃん枚で決めましゅう。」
(あ、今、噛んだな。)
恥ずかしさの余りに顔を伏せた橙は、静かにそしてメラメラとした眼で藍を睨んでいた。
手には、スペカが三枚、強く握られていた。
藍は、不敵な笑みを浮かべ体から狐火のような妖力を放出させ、
スペカを一枚優しく掴んでいた。 三枚ではなく、何故か一枚だった。
お互いがお互いの出方を伺って数分後、
遂に痺れを切らした橙がスペカを一枚、前に向けて
「喰らえ、藍しゃま【鬼神:飛翔毘沙門天】」
橙のすぐ後ろから弾幕が無数に展開し、藍目掛けて突撃した。
それを藍は、見計らっていたのか
「【式神:十二神将の宴】」
藍の手から大量の弾幕が展開した。
無秩序に展開されている十二の大型弾幕から小型の弾幕が絶えまず照射された。
俺らは、そんな事を見て見ぬ振りもせず、紫は藍を俺は橙を止めようと動き出した。
が、次の声によってこの騒動が幕を閉じた。
「ご飯前に、何をしているのですか? 貴方達は。」
「正座しなさい。【重符:ナイトメア・レイ】」
声を発した一人以外この家に住む全員が、正座した。
キッチンから出来上がった料理を運ぶアクアが呆れ顔でスペカを発動させたからだ。
呆れ顔で。
(大事な事だから二回言いました。所々、キレ気味で魔力が溢れていますよ。)
無事に夕食を始められることが果たしてできるのか、
この場にいる誰もが想像できなかった。
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アクアさん、怒ると怖いですからね。
流石、吸血鬼姉妹の長女 起こると誰よりも恐ろしい‼。
「誰が、恐ろしいって?」
「ア、アクアさん。どうしてここが⁉」
「渚様から。教えて貰いましたから失礼なヒトガミいると。」
「まって、まって、その手にあるカードをしまっ、「【神符:ルナ・ドナークラーク】」アアアァァァァアー。」
アクア「失礼なことを言う輩ですね。貴方も、こうなりたくなければ、★と、レビューもしなさい。」
これからも更新するのでよろしくお願いします。
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