小説を書くために勉強しよう
昨日『なろう』デビューを果たしたのは大変に喜ばしいことではあるが、
『書きたいものがない』
ってところでつまずいた私がやるべきことといえば、他人様の作品を参考にさせていただこうということである。
まあそもそも段落とか句読点とかテキトーもいいとこだし、小説には欠かせない『セリフ』や『回想』とかってどんな風に表現すりゃいいの?とか書き出したらキリがないほど問題山積。
国語的には小学生からやり直さにゃならんくらいの切羽詰まった感があるのだけども
ん?
この『小学生からやり直す』ってのは巷で流行りの転生やらタイムリープものやらのネタにできんもんかね?
小説家を目指し続けるも国語力が残念な負け組中年主人公がトラックに轢かれる。
↓
目覚めたら小学生の自分。ホニャララな理由で元の記憶は保持。
↓
まだ発表されてないヒット作を記憶を頼りにバンバン放って大成功&文系美少女にモテまくり。
いやそれともこっちか?
小説家に憧れる文系美少女に、主人公が作品ネタのヒントを提供することで美少女が大ブレイク。黒幕の主人公はいろんな美少女にネタ提供しまくり。なんやかんやで世界のメディアを支配する現代の魔王として君臨するのであった!!
うへぇー
もう100本くらい既出な予感しかしないが確認している場合じゃない。そもそもそれを文章で表現する能力が問題なのだから他人様の作品を参考にして勉強しなければ始まらない。
というわけで新着の投稿作品を片っ端から読んでやろうと息巻いて突入してから小一時間。
(どんだけ新着あんのよ・・・)
今日は火曜。
平日の昼間でもポンポン作品が生まれてくるではありませんか。これ通常なんですか?何かのお祭りじゃなくて?
昨日、私が投稿した記念すべき愛おしきデビュー作品なんてどこに埋もれたかわかりゃしない。
たしか最近見たニュースだか井戸端会議だかで、最近の出版業界は大変な不況であると。本屋さんがどんどん立ち行かなくなっていると聞いたわけですよ。であるなら小説家を目指そうという若人も激減の一途で、『なろう』も閑古鳥くらいしか居ないんじゃないの?と思っていた昨日の自分を踏んでやりたい。
文芸の道を究めんとする兵どもが、金になろうがなるまいが、無名のまま朽ち果てることになろうとも、一心不乱に精進している修羅の国『なろう』にうっかり観光に来た無知無経験な中年の私という図である。
これちょっとした異世界ものを地で行ってることになるのではなかろうか?
となると・・・ええー、私が主人公の物語なのかな?
いやまあそりゃね、私主観の世界なんだから、当然ながら私が主人公なことになんの問題もあろうはずがないわけだ。別に国の許可がいるわけでもなし。
というわけで主人公私ことキキリさんが、異世界のごとき修羅の国『なろう』で小説家を目指す物語が始まりましたー。その第一歩はネタ探しでーす。
振り出しに戻っただけじゃないか!!
だがしかし、私が物語の主人公ならば、さっきの『小学生からやり直す』のくだりで考えた想定が使えはしないか?
もう異世界入りしてるのでトラックに轢かれる必要はない。
しかし未来の記憶という都合の良い武器はない。
美少女かどうかは知らないが、小説家を目指す卵ならいくらでもいる。
おお!意外になんとかなりそうか?
だが未来の記憶に代わる武器なんてそうあるもんじゃ・・・金か・・・金だな?・・・金だろう!
中年が唯一持ってる武器なんぞ経済力以外にない!
金持ちというわけではないが、この際それは問題ではない。
小説家を志す若者は八割方清貧に違いない(偏見+願望)
だから天井があって飯が食えれば文句あるまい。
服はパジャマでよかろ?どうせ外には出んだろう。
『なろう』の住人から金の卵を見つけ出す(美少女限定は無理があるか?)
↓
それに衣食住を提供し、執筆活動に専念させる。
↓
ベストセラー爆誕!
執筆を支えた私に作家が感謝→世間が注目→商売繁盛!
これは『なろう』のビジネスモデルだ・・・
ていうか
私が小説を書いていない・・・
ダメだこれ、疲れてる。
いろいろ見てきて、面白そうな先輩の作品見つけてきたから、ぼちぼち読んで勉強しよう。
文章力については当面気にしないことにした。
『なろう』さんがこう言っているのを見つけたからだ。
『最低限理解可能であれば上手・下手は問いません』
どの程度が最低限なのかは怖いので探らない。