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8話 新たな領主

 今回は、新しい領主が主人公となります。

 次回以降はちゃんとユウとライが主人公に戻りますのでご安心を。

 ーユウSideー

 早速文官長に会ってみたところ、何でこの人が文官長程度の役職に収まっているのか不思議なくらいの仕事ができるし気配りもできる素晴らしい人だった。

 そこで「どうだ?そこまで仕事ができるなら領主の仕事でもやってみる気はないか?もしも気が乗らないのなら国が新たな領主を決めるまでの代理でもいい。」そう言うと文官長は、嬉しそうに引き受けてくれた。どうやら文官長もここの領主のやり方には呆れていたらしく、どうにかならないかとあれこれ奔走していたらしい。

 そのことをライと元領主に伝えると、後のことは全部領主にぶん投げて村に帰った。

 ー新領主Sideー

 さてと…まずやるべきは領政治の腐敗の排出ですね。まずは、元領主の手駒と仲間を地下牢に入れて、新しい領主の要請をして……

いや、またあのようなクソ野郎が来ては同じ事の繰り返しですね。取り敢えず王家を脅してこの領の自治権を奪い取ることにしましょう。幸いな事に王家を脅すネタは沢山あることですしね。

 それから三週間後…私は王城に呼び出されました。まぁ、当然ですね。いきなり自治権がほしいとか正気では無いと思われても不思議ではありません。

 王城についた私は謁見の間に通されました。おやおや、あのクソ野郎のお仲間が沢山いますねぇ、ちょうどいいから言及しておきましょうか。そう跪きながら考えていると、王から質問が出てきた。

 「今回、そなたが領主になり領の自治権も要求している者か?」

 「はい。そのとおりで御座います。」

 「なぜだ?要請すれば厳正な審査の元、新たな領主を派遣するというのに。」

 やはりそう尋ねてきたか、

 「それははっきり言ってこの国が信用できないからです。理由としては………………」

 その後、暫く元領主がどれだけ無能だったか、その領主の仲間の貴族がどれだけいるのか、を言及し続けた。

 「以上の理由から、私はこの国を信用する事ができません。」

 そこまで言って、やっとこさ自治権を奪い取る事に成功した。

 

 そういえばあのクソ野郎を潰してくれた子供達は、ユウとライといいましたか、是非とも大人になったら騎士団長になってほしいものですねぇ。

 

読んで下さりありがとうございました!

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