2話 チート獲得と転生
「神王様〜早速来ました〜。」
龍斗は俺を抱えながら十五分程走り、神王様とやらの所に来ていたのだが……どうしよう、気のいいお祖父ちゃんにしか見えない。
「ん?おお!誰かと思ったら龍斗くんか!抱えているのが祐介君かの?」
どうやら何かしていたようだが、それを中断して聞いてきた。
「はい!神王様!約束通り、魂の処理等は済ませて置きましたので、今度はそちらが約束を守る番ですよね?」
そう龍斗が言うと、神王様は笑いながら、
「わかっておる。儂もそこまで耄碌しとらんわい。確か龍斗君は新しい肉体とチート。祐介君も同じじゃったな?」
「「はい!宜しくお願いします!」」
二人して元気よく返事をすると神王様は、
「元気なのはいいことじゃ。ではまずは転生する肉体じゃがどうしても赤ん坊からスタートになってしまうのじゃ。すまんのう。」
俺たちは別に気にしない事を伝えると、神王様は、
「いい子達じゃのう。そうじゃ!折角じゃから、双子にしようと思うのじゃが、どうじゃ?」
俺たちが喜ぶと神王様はまた嬉しそうにして、
「では次じゃ。どのチートがいいのかこの中から選んでおくれ。ただし、規約で一つしかあげることができないのじゃ。そこをよく考えて選ぶのじゃぞ。」
う〜む、『剣聖』『賢者』『盗賊王』『不死身』exe… 本当に沢山あるなぁ。
悩んだ末に絞り込んだのが『賢剣聖者』『取得スキルポイント増加(極)』『ナビゲート』この三つだ。それぞれ効果は、
『賢剣聖者』
賢者と剣聖の両方のスキルツリーが選択できるようになる。しかし上手くやらないと、器用貧乏になるのは間違いない。
『取得スキルポイント増加(極)』
レベルアップ時やボーナスで貰えるスキルポイントを五千倍にする。
『ナビゲート』
戦闘時や移動時に的確な指示をくれる。一応擬似的な自我もあるため、日常の相談等もできる。
悩みに悩んだ結果、一番デメリットの少ない『取得スキルポイント増加(極)』を取得する事にした。因みに、神王様がイチオシしてきたチートでスキルを取るためにはそこそこポイントが必要らしいのでそこを短縮できるのは大きいからっていうのもある。龍斗も同じチートを取っていた。理由を聞くと、俺と同じ理由だった。
チートの選択が終わったのでそれを神王様に報告すると、体が透け始めた。不思議に思っていると、神王様が、
「もう時間かのう。二人共、そろそろ時間のようじゃ。これから転生するが、記憶等はしっかりと残っておるから安心せい。それから、教会に行ったら、祈ってほしい。儂の所に来れるからのう。では、二人の新たなる人生に、幸あらん事を。」
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