表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/14

第9話 圧倒的夫婦生活?

少し投稿遅くてすいません。一応不定期って書いてあるので許してください。

自分で後から読むとどうなのって感じが多いですがあとから補足していきます。

どうか読んでやってください。

                第一章

            第9話 圧倒的夫婦生活?


 荷物を片付けた私たちはシャワーを浴びたときに脱いだ服は一体どうなったのか気になった。


 そこで、このでかい家を出て探しに行こうとした瞬間ポーーン!と玄関から音が鳴った。


 なんだろうなあと思いながら玄関の扉を開けてみると玄関の隣の宅配ボックスみたいなところに物を入れている人型のロボットがいた。


 「・・・えっ」


 その声に反応したのか物を入れ終わったからなのか、ボックスのふたを閉めてこっちを向いてお腹からきれいにお辞儀をして去っていった。


 ・・・何だったんだろう・・・


 そして肝心のものは家の中から取り出す式のようだったから、また家の中に入ってボックスを開けてみる。


 すると、ビニールに入れられたクリーニングされた後のような状態の服があった。


 ・・・どんだけ環境整ってるの?


 そう思いながらそれを取り出して樹希に渡した。


 「どんだけだよ・・・」


 呆れたような驚いたような声でそう樹希は言った。


 「本当にね。サービスが良すぎるよね。何かあるのかな。」


 「さあ・・・ただ怪物と戦うからってだけじゃこんな大きい部屋になるはずはないと思うんだけど。」


 「そうだよねえ。やっぱり何かあったんだろうなあ。」


 でも私たちにはその事情は今のところ知らないから、説明があるまでは何もしないでいようと思った。


 逆に説明も何もなくここに暮らせと言われても私たちにはできない。


 必ず説明があるはずだと思ったので加田さんを心の中で信用しながら、服をしまった。


 そういえば今何時だろう。


 スマホを見ると16時半だった。


 んーー、どうしよう。なんか半端な時間だなあ。


 さっき迷いながら聞きながらここに来たから訓練場からここまでの道はもう覚えたけどそのほかってどうなってるんだろう。


 んーー、まあ、いっか。


 休もう。


 「ねえ、食事どうすんのー?」


 休もうって決意したとたんに樹希からそうやって声がかかった。


 はっきり言ってちょっと忘れてた・・・


 さっき半端な時間だなあって思ったのはこれも含めてだったはずなんだけどなあ。


 「どうしようね。食堂行く?それとも冷蔵庫の中探してなんか作る?」


 そういいながら私は冷蔵庫に向かうために立った。


 「まあ一応冷蔵庫も確認しておこう。なんもなかったら食堂行こう。」


 「わかったー。」


 立った私の用事が冷蔵庫の中身を見ることだと察してくれた樹希は冷蔵庫の中は見てみようと言ってくれたのでそのまま冷蔵庫のもとへ行ってあけてみた。


 すると、一通りの食材が入っていた。


 鶏肉がぶつ切りに切られてるやつが入ったパック、牛肉の細切れが入ったパック、卵のパックや野菜もろもろ。


 冷凍庫には魚類も入っていた。


 もしかしてと思ってキッチン全体をきっちり見てみると、醤油などの調味料もばっちり整っていた。


 「何でも作れるよこれ。何食べたい?」


 「オムライス食べたいな。」


 キッチンから出てそういうと樹希はオムライスを所望してきた。


 ごはんあったかな?


 そう思って炊飯器を見る。


 ふたを開けてみたがさすがに炊かれてはいなかった。


 「ご飯は炊けてないから1時間くらいかかるけどいい?」


 「まあ今半端な時間だしそのくらいが丁度いいんじゃない?」


 そうして私の初めてのオムライス作りが開始した。


 ごはん研ぐのは親にたまにやらされてたからやれるんだけどオムライス作れるかな・・・


 とりあえずごはん研ぐぞー!


 そうして1時間後、見た目がボロボロになることもなく初めてにしては上出来の普通のオムライスができた。


 自分の分も作って食べたけど普通においしかった。


 そして少しのんびりして18時ごろ。


 またあのポーーン!と音が響いた。


 なんだろうと思いまたも玄関のドアを開けた。


 すると、知らない男の人が立ってた。


 「・・・はい、どうしましたか?」


 私はそう聞くと男の人は手に持っていた小さい段ボール箱を私に渡してきた。


 「・・・これ、食事。きつくなったらの、やつ。混ぜて、食べて。」


 そう言って去っていった。


 食事きつくなったら混ぜて食べる?食事?えっと・・・ああ・・・吸血かな・・・?


 吸血衝動が少しやばめになってきたら食事に混ぜて食べてねってことね。


 わかった私すごいな・・・


 それよりさっさと戻ろう。


 そうして戻ると樹希はソファに座ってうとうとしていた。


 昨日はそのままあの病棟にいて朝起きたら身体測定とかいろいろあったもんね、疲れてるか。


 なんて思って樹希を見ていると。


 「何だったんだー?」


 気配的な何かを感じたのか起きてすぐにそうやって言ってきた樹希。


 「なんか、吸血衝動が少しやばくなってきたらこれを食事に混ぜて食べろって渡されたー。」


 そういうと「・・・あー、タブレットと似た成分でもあるのかな?」なんて言いながら少し眠そうにこっちを向いた。


 そうなんじゃない?と答えてからキッチンにそれを置いて中身を見てみるとピンク色の粉だった。


 それがビニールの袋に小分けに詰められていた。


 「ピンク色の粉ってなんか・・・なんかあれだな。」


 私の隣に来ていた樹希がそう言った。


 まあわからんでもない。ピンク色っていうのがね。ちょっとね。


 「んん・・・もしかしたら血の成分も入ってるのかもね。」


 そう言うと、「なるほど・・・」と言いながらまた少し舟をこぎそうになっていた。


 お腹もいっぱいになって疲れてて眠いんだろうなかわいいななんて思いながら私は明日の朝これを少し入れようと思った。


 そういえば明日10時かあ。


 その時に何か説明とかあるのかな。


 それとも別に訓練するだけなのかな・・・?


 まあ明日になればわかるかな・・・。


 私も少し眠くなってきたし・・・。


 まだ18時なのになあ。と思いながらふと思った。


 全然やることしてないなと。


 洗い物とか歯ブラシとかお風呂とか。


 お風呂はまあシャワーを浴びたからいいとして、歯ブラシはやっておかないとまずいよなあ。


 まあでも一日くらいならいいか。


 洗い物だけやっちゃおう。


 そうして洗い物して、ついでにとご飯を炊いてその日は二人して寝た。





 翌朝?3時半ごろに一度起きたが、7時にアラームもかけてあるから、もっと寝ようと二度寝した。


 そしてアラームに起こされた。


 アラームって結構うるさいからすぐに起きれるときもあるんだけど、たまに熟睡してるときとかは全く気が付かなくて30分くらい遅れて気が付いて止めに行くときとかあるんだよね。


 今日はそれがなくてよかったと思いながら、この音でもまだ起きないのかなと樹希を見てみると普通に爆睡していた。


 なんでだ・・・


 まあ寝てるなら仕方がないか、と思って朝ご飯を作り始める。


 ごはんは昨日炊いてあるから、おかずだけど何作ろう。


 そう思いながら調味料を見ているとバジルがあった。


 よし、香草焼きにしよう。


 鶏肉があったはずだからそれとレモン汁をあえて、その中にあの粉入れて混ぜて10分ほど放置して今度は塩で味をつけるために塩でもんで、いらない塩落として。


 自己流でも適当ならいいよね?


 それで、中火でフライパン熱して、オリーブオイルあったからそれで油しいて少しおろしにんにく入れて香りつけて、鶏肉焼いて。


 焦がさないように時間見ながら、肉の裏面見ながら焼いて・・・


 最後に火をちゃんと通すために少しだけ蒸して・・・


 レタスを一口大に切ってトマト切ってサラダ作って・・・


 盛り付けて・・・


 よし、できた。


 なんか私体が覚えてますって感じでこれ作れたんだけど。


 なんでだろう・・・。


 まあいっか。上手に作れたし。


 起こしに行こ。


 「樹希、ご飯できてるよ?」


 「・・・・・・えっ?あっえ?」


 「おきてー。ご飯できてるよー。」


 「・・・・・・・・・あ、はい・・・」


 そうして朝ごはんをテレビを見ながら食べるのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ