第13話 パーティー
活動報告にも書きましたが少しの間活動休止させてもらうつもりでしたが一週間に1話ぐらいの更新に変えさせてもらいます。いろいろと変更すいません。
この作品は完結までしっかり書かせて頂こうと思いますので今後ともお付き合いのほどよろしくお願いします!
どうもこんにちはシルフォードです。ただいまアリエルと一緒にシャーリアへ向かっているところです。そして親友の一人パソコン(エルダ)から苦情の電話がかかってきました。
内容はと言うと
「よぉシルフォード。久しいなエルダだ。」
「あっ、あぁエルダ久しぶり。どうかしたのか?」
「最近アリスの姿が薄れてきてな今にも消えそうなんだよ。シルフォードどうにかできねぇのか?」
こんな内容だった。
アリスが消えかかっている理由ってやっぱり充電だよな···
神様に電話してみるか···
◇
王都ハークを出てやや数日、やっとの思いでシャーリアにたどり着いた。シャーリアへ歩いている最中アリエルから色々なことを聞いた。主に魔法、魔眼についてだ。
まず魔眼から説明しよう。魔眼とは生まれつき持っていたり誰かから貰ったりして使えるようになる。魔眼は魔力を使わないので魔力が使わないところにいようがその能力は使えるらしい。アランが使っていたのも魔眼らしい。『目を合わせた人の過去を見る』それがアランの魔眼だ。人それぞれ持っている魔眼は違うらしい。逆に同じ能力の魔眼のほうが珍しいとか···
次に魔法だ。魔法とはその人が呪文を唱えることによって使える。ちなみにギルドカードもその一種らしい。物を作る魔法、たぶんそこからできたのがギルドカードだろう。魔法は便利だが魔力量により使える回数、威力など変わってくる。また、魔法には階級があり高い階級の魔法ほど魔力を消費する。階級についてはまだよくわからないが···とにかく魔法とはそんな感じだ。
◇
シャーリアに着いてまず僕たちはエレン、リンダ、エンダを探した。が案外簡単に見つかった。3人とも冒険者ギルドの建物の中にいたからだ。3人とも僕を見つけると駆け寄って口々に
エレン:「シル、帰ってくるのが遅い。心配したんだからね」
リンダ:「シル、大丈夫でしたか?それにしても横の人は誰?」
エンダ:「シル、エレンって誰?見つけられなかったんだけど···」
うんうん···こんなにすぐ声をかけられるなんて僕も嬉しい···ん?なんかおかしい···今"エレンって誰?見つけられなかった"とか言ってなかった?すぐ横にいるのに···
「おかえり皆。それにエンダ、エンダの隣にいるのがエレンだよ」
「「え!?」」
なぜか驚くリンダとエンダ、ほんとうに知らなかったのか···
「そう、私はエレン。エレン·ドラゴノードよ。シルとパーティーを早く作る為日々仲間を探しているのよ。ちなみにあなた達は誰?」
「リンダ·ティナント···です。シルさんにパーティーに誘われて···」
「私はエンダ·ティナントよ。リンダの妹、私もシルのパーティーに誘われたわ」
「お初にお目にかかります。私はアリエル。私もシルのパーティーに入りたくてきましたわ」
「と、言うわけだエレン。僕が戻る前に合流できなかったらしいがこれからは皆仲間だ」
「と、言うわけだ。じゃないわよシル。なぜシルはこんなにかわいい····ばかり···くるの?」
「どうかしたのエレン?最後のほう聞き取りずらかったからもう一回言ってくれないかな?」
するとエレンは少し顔を染めて
「いや、何でもない。それよりアリエル。あなた家名は無いの?」
あっ、話そらされた···
「家名ですか?···アシリエルです···アリエル·アシリエルそれが本当の私の名前です」
「アシリエル?どっかで聞いたような···あっ、馬の名前だ。私が昔乗ったことがある···懐かしいなぁ~あの馬、元気にしてるかなぁ~」
懐かしさに浸っていたエレンだが後で僕が王家の者って言った時とてつもないスピードで頭を下げ謝っていたのは内緒にしておこう···
「それにしてもやっと5人揃ったね。これでやっとパーティーが作れる。これから皆よろしく」
「「「「はい!」」」」
これで、けっこう時間がかかったけどようやくパーティーができた。これから先の冒険がけっこう楽しみだ。まずは魔法から覚えようかな···
これで一章は終わりです。
一章終わりを迎えていた時に活動休止して申し訳ありませんでした。
物語はまだまだ始まったばかりです。
これからも楽しんで読んでもらえるよう頑張りますのでよろしくお願いします。