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第11話 アリエル·アシリエル

どうもこんにちはシルフォードです。森を一撃で半壊させたシルフォードです。なぜか捕まったシルフォードです。僕は一つ大事なことに気が付きました。エルダ(パソコン)と、アリス(スマホ)の充電ができないじゃないか···とてつもなく重要だマジでどうしよう···エルダ残り40%、アリス残り20%·····アリスゥゥゥ~頑張って~



牢屋に閉じ込められてやや数日、僕は先生から魔法やその他この世界のことを教えてもらった。その事はまた次の機会に話そう。とりあえず今は先生の人生だ。僕が聞いたところ先生は僕のみた感じどおり年齢は13才だった。

名前はアリエル·アシリエルだった。正直びっくりしたね、王家の人がここにいるなんて···

ちなみに魔眼とはこの世界にほんの一握りぐらいの人しかもっていないとか···普段は普通の目として、持ち主が「開眼」といったらその人それぞれの魔眼の能力が発動されるらしい。で、その魔眼をもっていたのがあの女の子だったらしい。あの子は人と目を合わせるだけでその人の過去を少し見れる能力で、僕と目があったときに一瞬でわかったのだと思われる。「開眼」と発しなかったのはずっと開眼していたからだろう。


「私は今犯罪者の見張り番としてここにいますが···」

ここからが本題だ。


ーーアリエル視点ーー

私は王家アシリエル家の次女として生まれました。私には兄と姉が一人ずついます。兄は次期国王として、私たちは3歳ぐらいの頃から王家の者ということで小さい頃から英才教育を受け続けていました。兄は私と10才、姉とは1才の年の差があります。私はなぜか姉には気に入られていないようでした。毎日のように叩かれたり罵倒されたり···その他にいろいろな嫌がらせをされました。事あるごとに私は泣いていました。しかし兄は泣くたびに毎回私を助けてくれました。

王家では次男はともかく次女は王家の中で身分がとても低く教育だけは受けさせてもらえるものの、その他は、大概ほったらかしです。

メイド、執事に命令できることすらもできないぐらいでした。私の見方は兄しかいませんでした。兄だけが私の·····

しかし私はこの時どうせ兄だって裏では私をバカにしている。そう思っていました。なので私は兄にとても冷たい態度で接していました···

しかし事件が発生しました。私は珍しく姉にさそわれ王宮から外にでました。すると待ち構えていたかのような奴隷商人たちに拐われました。瞬間的に私の人生はここで終わるんだと思いました。王家で身分の低い私など誰もわざわざ助けにこないと···しかし王国を出る直前一人の男が走って来ました。兄でした。兄が私を助けにきてくれたことが本当に嬉しく思いました。その時本当に兄は私の見方だったのだと理解しました。


しかし奴隷商人は兄に向かって言いました。


「おや?王家の次期国王様どうかしましたか?目的どおり計画は進みあと国を出るだけなのですが」


その言葉に私は絶望を隠しきれませんでした。私は父にも兄にも姉にもその他すべての人から見捨てられたのだと···

私は泣くことすら出来ませんでした。

しかし話はよくわからない方向に進んでいきました。兄が


「それは誰が命令した?」

そう言ったからです。


奴隷商人は


「国王直々に命令されました」と言いました。すると兄は


「俺の妹を返せ。返さなければ···」そう言って剣を鞘から抜きました。

奴隷商人は驚いて「あなたは国王を裏切るつもりですか?国家反逆罪ですぞ」


「父親を国を裏切るか···そうなるならしょうがない。妹を返さないのであれば武力行使にでるぞ」

兄がそう言った瞬間私は解放された。あっけなく解放された。奴隷商人は兄に向かって


「国を裏切った罪どうなるか、父親に殺されろ」と捨て台詞を吐きどこかへ走っていった。


残ったのは国家反逆罪の兄、奴隷商人に売られた元王家の娘だけでした。兄はすぐ

「すまない。俺は国家反逆者だ。もうこの国にはおれん。この紙をお前に託す。俺が世話になった人が住んでいる。お前は少しの間そこに世話になるといい。俺は今すぐ旅に出るもう会うことはないかもしれんな···最後に言っておく、お前は俺の自慢の妹だ、世界一のな体には気をつけて元気にやっていくんだぞ」

一方的に言って兄は旅に出た。


私は兄のお世話になった人の家に行きました。快く私を受け入れてくれた気の優しいおじいさんとおばあさんでした。そこで私は一つ魔法を教えてもらいました。それと同時に兄を探すことを、決意しました。


そこで数日過ごした後私は勇気を出し王宮に戻りました。皆驚いていました。死んだか、奴隷になったと思われていたのでしょう。私は直接父親のいる部屋に入りました。父親は一瞬驚いた顔をした後なにも言わずに、こちらを見ていました。私は聞きました。父親は兄がどこにいるか情報を持っていないかと···すると父親は「お前の兄は死んだ。お前のせいでな···」私は一瞬でそれが嘘だとわかりました。嘘を見抜く魔法···そう、おじいさんとおばあさんに教えてもらった魔法を使っていたからです。私の魔法ついては教えてくれた二人以外誰も知りません。隠すことを決意しました。


兄が死んだ(嘘)と言われてから数日後、私はある決意をしました。"捕まった犯罪者を見張る仕事をする"ということを犯罪者、その中には冒険者も入っているので何か知っているのではないか、兄のことを知っているのではないか、そう思ったからです。

そして何も情報を掴めないまま約3年···


そして今日、森を一撃で半壊させたとかいう人と出会いました。

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