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普通でなくなった者
僕が15歳の頃の話をしよう。
その当時僕はクラスの中でも無難な立場に居たと思う。
未来のことなんて何も考えてなくて、定期テストまでの
宿題を気にしたり、女の子にもモテようとカッコつけてみたり。
その程度の普通の中学生だった。
「大切なものはなくしてから気付く」
これはテレビのどこのチャンネルをつけても出てくる
とても陳腐なセリフだけれども、思いの外というべきか
とにかく的を射ている言葉だと思う。
ちょっとそれっぽく言ったから気付いた人もいるかもしれない。
その後僕は普通ではなくなった。
より詳細に結論を述べるのであれば、僕は全知全能になった。
これから話すのは全知全能になった僕がする
冒険の話である。
初投稿ですよろしくお願いします