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夢日記  作者: 森の小人
恋愛編
117/160

《season2》[番外編]ニコラスとふた葉Ⅳ

さらに翌日のこと。


貴子の家はいつものように賑やかだ。

貴子が畑仕事をしている中、ユウとふた葉がギャーギャー騒ぎ、それをユーリとレイが微笑ましく見つめている。


「うぜぇ!どっか行けよ」

「ユウさーん、そんなに照れなくてもー☆」

「照れてねーし。こっち来んな」

「まぁまぁ、せっかく付き合うことになったんだからさ♪」

「あくまでドリファム内だけだからな!」

「大丈夫♡すぐにリアルでも…むふふ」

「ウエーーー」


ニコラスはニコラスとしてのアカウントを消去し、ふた葉として新たにドリファムにやってきた。

今まで手に入れたものは全て消えてしまったが、ふた葉にとっては大したことではない。

「これからは同じグループとして一緒に居られるよん」

「今すぐ追放してやるーー!」

ニコラスだった時のキャラはふた葉に引き継がれ、ユウが頭を抱え、ふた葉はそれを面白がっている。


ふた葉の存在を知るものはごく一部で、エルフ精鋭グループですらこの事実は知らない。

ズームはオフラインのままドリームファームから姿を消し、他のメンバーも貴子の家に来ることはなくなってしまった。


「賑やかだけど、少し寂しいね」

貴子は呟くようにコウに言った。

「佑太に相手にされなくなったから?」

「はい!?違うよ」

「ふーん」

「やる事ないなら釣りでもしたら?」

「やる事あるし」

「何?」

コウは貴子にキスした。

「ばっ…///」

「今日、車来たんだけど」

「え?」

「明日、ドライブ行く?」

「………」

「何?もう一回キスして欲しいって?」

「言ってない」

「あっそ」

「行く!」

コウは微笑んだ。

「ワンタン達と一緒に」

コウは顔を歪めた。




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