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夢日記  作者: 森の小人
恋愛編
114/160

《season2》[番外編]ニコラスとふた葉Ⅱ

あの日から2日間、ニコラスがオフラインのまま、ユウはズームに『男について』熱く語った。

「いいか?男なら、そんなナヨナヨしてねーでシャキッと歩け」

「はい…」

「腹筋とケツに力入れろ!」

「はいーー!」


それを

「何これ…」

「パリコレでも出る気?」

「いや、無いでしょ」

貴子とユーリ、レイがダイニングルームから残念なものを見るような目でズーム達を見ていた。

「あーあ、最悪だぁ…」

貴子の家に貴子、レイ、ユーリ、ユウ、ズーム、コウが居るが、ユウとズーム以外はニコラスがユウのことが好きだということ、別のアカウントでドリファム内にいることを知っている。

「本当、世の中って残酷よね…」

「どうしようー!?百合さん、助けてー」

「ゴメンね。今回は私にも分からないわ」

「いつから知ってた?」

コウは貴子の横に座る。

「先週…。こんなはずじゃなかったのに……」

貴子はダイニングテーブルに項垂れた。

「貴子のせいじゃないだろ」

「でもさ、応援するって言っちゃったし。けどズームも可哀相だし…」

「ズームはニコラスがオンしたらすぐにでも告る気だよ?」

「ニコラスにはこの事言ったの?」

「………言えない……」

「……だよね…」

「あ。ふた葉からメッセ来た…」

「え?何て?」

「レベル10になったって」

「いよいよね…」

「どうしよう…」



貴子がふた葉を家の前に呼び、ズームがニコラスは女だと言ってしまったということを伝えた。

「……嘘…」

「ゴメンね!本当にごめんね。止めようと思ったんだけど…」

「……はは。じゃあ、このアカウント取った意味、無かったね…」

ふた葉の様子から、ひどく動揺しているのが分かる。そしてふた葉の姿が薄くなり、消えてしまった。

「あ……」

(起きちゃったか………)



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