こんな学校生活(幼馴染みとの朝の登校)
こちらも今回はお早め投稿になります。
本編にも登場していない幼馴染みのご登場になります。
葵の熱が無事に下がった次の週の月曜日
家から出て学校への通り道にいた。
現在俺は・・・
「俺は今ーーーー暗殺されようとしていた。」
「文字が全部セリフになってるけどいいの?」
背後から恐ろしい声がする!?もう追い付かれたのか!?
振り返ると無表情でありながらも呆れ顔をしている女性がいたーーー
コイツの事を知らない奴からしたら、完全に無表情だけどな
ハッ!それより!
「くぅ!誘導かッ!?」
「ただの自爆でしょう?」
イチイチ!ウルサイヨ!キミ!
って、何か言い方が片言になっちゃてるし!?
もーーうイヤだッ!!沢山だ!!
「ええい!お前と話してると調子が狂ってしょうがねぇ!
ーーーーーという訳お先に失礼「はいスト〜ップ」」ガシッ
さっさと学校へ直行しようしたがーーー阻まれてしまった・・・掴まれてるとこ痛い
そのまま掴んでる彼女の方へ顔を向けられると
短め黒髪(薄っすらと茶色もある)に女子用の制服を着たーーー幼馴染みが居ました(夢だーーーこれは夢だ。)
・・・・脳内で軽い現実逃避に入り掛けてる中
「私からーーーー逃げられると思ってるの?ーーーー零?」
肩から俺の頭へ掴み直した彼女・・・・キリキリする夢じゃない
「 冗談ですよ・・・・凪様」(冷や汗)
「今の間は何?」
冷たい雰囲気まま彼女は俺の頭をニギニギする
痛み堪えながら凪に目を合わせると、彼女は不思議そうにするも、ニコっと俺に微笑んだ。
暫くする痛みが消え、掴んでいた凪の手が頭から離れーーー俺の手へ・・・小さい手だ。
そのまま見詰め合う俺と凪
・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
・・・・・うん。普通ならココで、ラブコメ展開が待ち受けてると皆思っているだろうが・・・・敢えて言おう
こいつに関してはーーーそんな展開は絶対ないッ!!!!
この凶暴で傍若無人で人の事をゴミ見たいな目で見て、世界の歴史を平気で歪めてしまいそうな超ウルトラスパー級自由人である!!!こいつに!ーーーーそんな展開なんかあるかッ!!
て言うかヤダよッ!?
普段俺の事散々扱き使ってばっかで、何かと理由を付けて俺をイジメってくるこの悪魔何か〜〜〜!(涙目)
ーーーーふと思い出す。
以前武から借りた本に、女の子が好きな幼馴染みにツンツンするツンデレって言うのがある事を俺知ったんだがーーーーーもし・・・それがコイツだったらーーーーーー何故か悪寒が
ツンツンする凪?
俺にはアイスピックで俺の顔をツンツンする凪を想像したよ(汗)
・・・・・・・・。
他にも小説とかで好きな子に何故か?クール振って冷たい対応する幼馴染みとかもあったが、もし・・・・それがコイツだったらーーーーーあぁ〜〜〜〜儚い人生だった・・・って!?何か人生諦めちゃってる俺がいるよッ!?さらば葵って何!?
・・・・・。
・・・・い、以上の事から・・・コイツに関しては・・そう言う《回想は終わった零?》ーーーサラッと人のモノローグに入らないっで!?《そろそろ待ちくたびれたんだけど?》お願いだから!《分かった・・もう少しだけ待っててあげるけど、はやくしてね?学校遅刻したくないから》言われんでも分かってるわい!!
・・・何で俺の思考なのにアイツが入り込めれ《私だから》ーーーすっごい説得力があって助かりますわ本当!《いえいえ》・・・・・お願いだから後もう少しだけ黙っててもらえませんか?(涙)《分かったから泣かないでーーー後でタップリ泣かせるのに勿体無い。》
・・・・・・とまあ・・こんな感じで・・・これが俺の幼馴染みーーー九条 凪である・・・・こんな幼馴染みはイヤだぁぁ(号泣)
「で?他に言い残すことはある?」
俺の脳内トークが終わったのを見計らって(だから何で分かるの?)凪が確認してきたーーー『お仕置きしていいかなあ?』と
「・・・・・出来れば3割ぐらいで済ませて欲しいだが」
「それは残念だーーー9割殺し」
はい、地獄級でした♪
涙が溢れそうだよ・・
「つぅ〜〜ッ!いってぇ〜な!?
少しは手加減してくれよ!?」
おもいっきり叩きやがって!
通学途中の小中、学生とか朝の通勤中のサリーマンや近所の主婦様に見られちまったじゃねぇか!
恥ずかしいわッ!
「自業自得ーーー妹と同じ布団でNETETA変態さんにはーーーーコレでも足りない」
・・・・・。
「それとも何?英次君や武君ーーーー最近仲良くなった女の子たちに、言っていいのかな?」
「私の心の支えでいらっしゃる凪様ーーーーどうしようもない私に、どうか御慈悲を」(orz)
そうでした。
俺が凪に追われていたのは・・・朝コイツが家まで来た時に葵がーーーーくぅ〜〜〜ッ!あのうっかりさんめッ!一度添い寝してあげたら次の日もお願い♪とか言ってくるからーーーー全力で添い寝しました。はい。
・・・・さすがアレは良くなかったな・・・まあ一緒に寝てしまった俺が悪い
「・・・。」
無駄に丁寧口調とは裏腹に結構真剣な姿勢で誤っている俺を見て
「宜しい♪」
これまでの無表情から打って変わって、優しみに満ちた笑顔で許してくれた。
・・・・・・反則だなーーー可愛いじゃねーか
昔からそうだ・・・・言い合いになると必ず俺が誤ってーーー最後に凪が笑顔で許してくれる。
九条 凪・・・俺が一生勝てないであろうーーーただ1人の幼馴染み
「さぁ行こうーーー零」
彼女はそう言って俺の手を優しく掴み学校へ歩み出した。
・・・・・。
「・・・別に手を繋ぐ必要はねーだろ?」
離そうとするが
「零がぽけ〜、と普段からしてなかったらね。」
ギュッと握って離してくれない
「子供か俺は」
「子供だよ。私の方が生まれが早い。」
「半日違いだろう。」
「半日でも私がお姉さんだよーーー零と葵ちゃんの」
強かなに言う凪に溜息を吐いてしまう。
「勝手な」
無理矢理過ぎるーーー完全に自分理論だ。
「勝手じゃないよ?零たちのご両親から常々言われてきたからーーーーどうかウチの愚息をよろしくお願いします。って?」
「それ絶対父さんだろ?」
何他所さまの家の娘にそんなアホなお願いを俺のいない所で言ってんだよ・・・・まあ言おうしたら、即蹴っ飛ばしてたがな。
「心配なんでしょう?この社会不適合者の更生にはーーーこの凪お姉さんが必要だって」
無表情な顔が少しだけ、したり顔になっていた。
「誰が社会不適合者だ?ーーーそれに何だよ凪お姉さんとか」
大変不名誉な呼ばれ方をされたがその前に、さっきから恐ろしいネーミングが聞こえるだが・・・出来れば改名したいーーーー『悪の女帝』とかに
「折角ここ最近、零がまともに学校生活を満喫してるみたいだからね?
ここはひとつーーーこの凪お姉さんから宿題を出そう。」
得意げに言う凪にーーー
「課題?」
ーーーー嫌予感がビンビンする。
「学生にとっては簡単な内容さーーーまぁ零には厳しい、いや不可能だと、私は思うけど?」
挑発のつもりか?
「言ってくれるなオイーーーいいぜ?言ってみろよ?
余程無茶な内容でなきゃ、此処で了承してやるよ。」
来るなら来やがれ
「うんうん、やる気があって大変宜しい。」
俺の反応を見て嬉しそうに頷く凪にーーーーちょっとムカついている俺だった。
・・・これじゃ・・本当に俺が弟でアイツが姉みたいじゃないか
ーーーーー何か納得いかんッ!
「ねぇ?絵図的に自分が弟みたいで納得いってない所で悪いけど」
「だから何で人の心が読めるんだよ!?」
「それじゃ言うね?」
「聞けよ人の話」
さて・・・何が来る?
勉強か?運動系か?買い物か?・・・・まさか自分の下着を買わせるきじゃ(汗)
「零ーーーー君には今週の日曜日までに女の子とデートをして貰います。」
・・・・は?
「零がこれまで経験してこなかったモノのひとつーーー恋愛」
え?
「別に好きなって彼女を作れとは言ってない。それを擬似的にとは言え体験してきなさいと言っている。」
お、オイ凪?
「出来るだろう?
なんせ零の近くにはーーーー最近仲良くなった女の子が一杯だもんね?(笑)」
・・・・。
「さっき零は言ったーーー『余程無茶な内容でなきゃ了承する』ってーーーこれは無茶かな?零にとって」
あの?
もしかしてツンデレさんですか?凪お姉さん?
最近女性関係が増えてきたから嫉妬してるんですか?
ツンデレーーいや、ツンしかないな・・・やっぱ怖いです。
結論:ツンデレな幼馴染みーーーーないわ(確定)
本編の方では、数多くの女性が零のお姉さん像を目指してきました。
今回の話は、元祖零のお姉さん的な人がいたってお話でした。