逃げられないだと?
人生に幸福なんてあると誰が言った?の2話目です
読んでいただければ嬉しいですね
ぜひお願いします
最悪だ。
人生とはこんなにも残酷で、無残なものだったのか。
確かにこんな人生において期待なんてものも、希望なんてものは持つだけ無駄なんだということは痛いくらい知っている。
それでも…なぜ、
「みんな!!!これから1年間よろしくな!!!!オレは望月大!!!!気軽に大って呼んでくれて構わねえぞ!!!!とにかく、これからよろしくな!!!!」
こいつと同じクラスになってしまう。
俺がとても苦手なタイプな人間だ。
クラスのやつらの反応見てみろよ。みんな引いてるぞ。終いにはヒソヒソ話し始めてるぞ。
だがこんなにもみんながだんまりしてるとこいつは、
「みんなどうした!!!!静かなやつの集まりなのか!!!!そんなはずはない!!!!高校生に静かで黙り込むやつなんて、いないんだよ!!!!」
こいつはただの自己中なのか。自分の理想を他人にぶつけてやがる。
やめてくれこれ以上俺の人生に不幸も欲しくない。
登校2日目で、引きこもりになりそうだ。
1年の時から望月大のことは学年で騒ぎになった。
あいつと同じクラスになったやつは皆口を揃えて、
「あれはちょっと鬱陶しい」
と言うのだった。
まぁこの光景を見ればそれも理解できる。
始業式が終わって、先生が来るまで暇な時間になっている。そこでの望月の行動にはさすがに引いた。
クラスの出席番号1番のやつから順に話しかけいるのだ。
順番に………
ちょっと待てよ。次俺に来るじゃん。まじかよ。ふざけんな。あんな奴に関わりたくねえよ。関わって欲しくもねえよ。えっ。どうしよう
逃げようかな。
短く長く続けて行こうと思っているのでどうかよろしくです
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