序章
おもしろおかしく盛り上げていきたいな、と思っているので是非暖かく見守ってください。
人生に幸福なんてないんだよ。
俺の親父は常にそれを口にしていた。
だがいつしか俺も自分に言い聞かせるようになっていった。
何故言い聞かせてるかって?もちろんそれは、俺の人生に幸福と感じる出来事がないからだよ。
一時的な幸福はある。けれど、それが長く続いたことがないのだ。
みんなは幸福というものがあると思っているのだろうか。
*
桜舞い散る春の陽気。
今日からは新学期が始まる。
突然だが、俺は笹崎司。どこにでもいる男子高校生だろう。
少し変といえば、若干厨二病が治ってないことかな。
まあ俺の自己紹介なんて別にいらないだろう。
そんなことよりも、俺はとにかく憂鬱なんだ。
新学期イベントその1、クラス替え。
これが憂鬱で仕方ない。
どんなクラスになろうがあまり関係はないが、面倒くさい奴とはなりたくないからだ。
だがしかし、そうやって考えれば考えるほどに俺の理想とかけ離れていくのだ。
そう、これが人生に幸福がないと決定付ける事象の序章に過ぎなかった。
今回はまだ内容という内容に入っていないのですが、よかったら感想などお願いします。