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またまた侵入者
見事に消し飛んだ。
ハルの人工魂が消し飛んだ。
俺は自由だ。
ぃゃっほう!!!
俺は目の前の驚愕に顔を引きつらせた子供を、感謝を込めてぶんなぐった。
五人のお子様をベッドに寝かせていると。
『緊急警報、侵入者あり、侵入者あり』
またかい。
警報の鳴った階層に下りると。
リビングメイルの剣を受け流している少年がいた。見た目は人間の6才くらい。
かなり余裕がありそうだが意識して、リビングメイルを倒さないのだろうか。
とにかく、声でもかけてみようか。
「おい、かってに俺の家に入り込みやがって何のようだ?」
「妹達が遊んでいる間にここへ跳ぶ転移門を見つけたんです。もしかして、いたずらしてないでしょうか?」
ほぅ。
「お子様達ならオイタしたんで、叱り付けたさ。上で寝てるから連れて帰れ。」
「ありがとうございます。」
そのときから彼、アイン・デ・マーリンは妹達と遊びに来るようになった。
こらそこ壊すな。
次また別で続きます