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春待ちの歌
小説からの歌詞
季節感を整えて、クラッシックとロックの融合の曲に載せました。
冬の終わりの雪が
梅の花の周辺を
柔らかに舞う
明るい空の下
ビルディング街に
少女を飾る薄化粧のように
雪が降る
早春の桜の香は
早熟な少女の恋のように
清純さと儚さ
まだ若い果実のような甘さ
いつ会えるのか知れない
なにかを願うのにも
届かない距離
別れ際に
君の心の声が聞こえた
そばにいたいなあ
好きだなあって
そんな君に贈りたい
星の煌めきを
ひとつか二つ
指輪かピアスにして
ほんとは
キューピットの矢を
君の心臓に
優しく優しく
傷つけないように
添わせるように
残せたらね
花は手折ると
やがて枯れる
だから
君との境界を越えることは
ぼくには考えられない
そうしているうちに
桜も散ってしまうだろう
春に隠された
無常は凄まじく
切実なのか
よほど冬の寒さの方が
ぼくには暖かい
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