【番外編①】キャサリンです! 転生しています!!
キャサリンのその後を書いてみました。
みなさん、こんにちは。
キャサリンです。
私、無事転生することができました。
ここにはカメラが存在しておりませんでした。
それで、私なりに記録をどうしようかと悩んでいたのですが、ここは魔法の世界で、「記録魔法」という物が存在していて、その魔法陣をくすね……いえ、入手できましたので、それを使って記録保存用に撮影しております。
まず、私が「廃聖女様の終末」駅の噴水で、女神様だったのかわかりませんが、希望をいくつか出してから噴水に両足をつけました。
私が希望した内容はこちらです! ジャジャン!!
①私の推しと姿そっくりの公爵様に見初められること。
②魔法のある中世のような世界に転生したいこと
③名前は、気に入っていたので同じくキャサリンになること
④転生前の前キャサリンの記憶を持ったまま転生すること
⑤今回も聖女になって生きてみて、「廃聖女様の終末」駅のような聖女を労うハッピーな措置がとられるのか検証すること
以上です。
私は無事転生して今は十歳になっております。
前キャサリンの時に使った「廃聖女様の終末」駅は三年後になくなるとのことでしたので、すでに無くなっていると思うのですが、そもそも世界が異なっているので、この世界にはそんな措置はないのかもしれません。
それは、私が聖女として魔力を使い果たしたら判明すると思いますが、今回はこの推しそっくりのかっこいい公爵様とのラブラブ結婚ライフを満喫したいと思っておりますので、聖女としての生涯魔力残量は減らすことなく生きていきたいとも思っております。
だから、幸せすぎたら……廃聖女終末措置の検証中断もありえますのでご了承願います。
って、記録保存用なのに誰に向かって話しているのかわかりませんが、ついつい前世のリポーター魂が残っているようです。
さて、新キャサリン、御年十歳、現在公爵家の娘として転生しております。
これは、特に希望は出していなかったのですが……推しそっくり公爵様に出逢う為に、この家に生まれたのではないかと推察しております。
でもですね。
今日まで推しそっくり公爵様には出会っておりません。
本当に出会えるのかしらと思っておりましたが、やってきました!
今回、推しそっくり公爵様ではないかと予想している公爵家で催されるお茶会に、私、参加することになりました。貴族間ご子息ご令嬢の交流と貴族社会を学ぶために催されるようなのですが、いらっしゃるかしら? 今から胸がドキドキしてドレス選びも推しを想像しながら選んでおります。
ちなみに、私は前世と同じように「廃聖女の終末」が知りたくて、同じ聖女を希望したのですが、まだ聖女なのかわかっておりません。
この世界では、どうやら12歳になると魔力測定検査が行われますので、それまで本当に希望がかなえられているのか判断できません。
よって、この検証はもう少し先になると思います。
では、推しそっくり公爵様に出逢えたら、また「記録魔法」に記録したいと思います。
今日はここまで。
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