表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

3 私も「廃聖女様の終末」駅行きの汽車に乗ってみます!

 みなさん、カメラのフィルムを交換しておりました。

 失礼致しました。


 カメラのフィルムを交換している間に、司祭の方に封筒を頂きました。

 今から中身を確認してみますね。


 えっと、お給金、まぁ聖女としての役目を終えたので退職金でございますね。

 それと……一枚の手紙が入っております。

 ひとまず、最寄りの汽車の駅で待つように……とだけ記載されています。

 あとは、何も案ずるな……と書かれています。


 意味がわかりませんが、能力を失った聖女の皆さんの不安を和らげようとしているのでしょうか。


 では、私も最寄りの汽車の駅に向かってみようと思います。

 ちなみに、カメラさんは聖女ではないので汽車には乗れないと思います。

 私がこのままカメラを回して記録しておきたいと思います。

 このフィルムの受け渡しがどこでできるのか……わかりませんが、お届けできるように最善を尽くします。


 さぁ、ここが汽車の駅です。

 時刻表を見ると、次の汽車は……ちょうど一時間後ですね。

 私もAさんの時のように臨時汽車がやってくるのでしょうか。しばらくここで様子を見てみましょう。


 あ! 皆さん、聞こえますか? 汽車が汽笛を鳴らす音が聞こえました。

 こちらに向かっているようです。


 シュシュシュシュシュシュ


 ご覧ください! 私にも「廃聖女様の終末」駅行きの汽車がやってきたようです。

 ……これに乗ってみますね。 

 ちょっと怖いですが、ドキドキしております。


 あ、カメラさん、今までありがとうございました。

 このカメラとフィルムがお返しできるように頑張りますね。

 はい。あなたも元気で……。お世話になりました。


 すみません。いつも一緒に撮影していたカメラマンさんなので、別れが今更ながら寂しくなってしまいました。


 では、皆さん! 行って参ります!!



読んで下さりありがとうございます!


楽しんでいただけましたら、↓★★★★★の評価、ブックマークをしてくださると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ