表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

82/84

長期依頼終了と王様のお願い?

「ウォン!」


 俺達がゴルさんの鍛冶屋を目指して歩いていると、シルバーウルフの群れが現れた。しかも、依頼を終わらせそうな数である。何で急にこんな現れたんだ?


「創造神の力です」


 何でなんだ?


「マスターの感謝の礼でしょう」


 感謝の礼?感謝をするのは当たり前じゃないのか?


「基本的に、しっかりと感謝をする人は珍しいのです」


 そうなのか?俺には分からないな。


「マスターの心は綺麗すぎますから」


 まぁいいや、とりあえず感謝をしたいが何もしてないのを殺すのは嫌だな……


「そこは大丈夫です、創造神は殺意の持っているシルバーウルフをここに集めただけですからね」

 

 何で、それも分かるんだよ!


「創造神の力ですからね?」


 顔は見えないがドヤってしてるのは分かる。ナビが創造神様の力が元だから分かるんだな。とりあえず、シルバーウルフを倒すか!


 俺は、魔法を使い倒していく、それに続きルリ達が加勢してくれた。数分も待たずに倒せた。そして現れた半分以上の魔石も手に入れた。


 ゴルさんの所に行く前に、冒険者ギルドに行く事にした。ルミナにも確認して了承してもらった。


 今、冒険者ギルドにいる。おっさんは忙しいらしく、受付で待っている。


 素材を見せたら分かるだろって思われるな。見せたら、直ぐにマスターをお呼びしますって言われたのだ。


「すまん、待ったか?」

「そんなに待ってないよ」


 俺はそう返した。事実だからだ。


「先ず、一言言って良いか?」

「うん」

「何で、早いんだよ!」


 早いのか?俺は分からないな。


「シルバーウルフは珍しいんだ、早くても1年半はかかるんだ」


 数ヶ月も経ってないもんな。それは驚かれるのも無理ないな。


「あと、お前何したんだよ!」


 また、怒られた……


「何って?」

「3日前に、このギルドにウェザー家の人達が来た」


 王様達だな。ギルドカードを見せたからか。


「お前の昇級について言われたぞ」

「そうなんだ」

「そうなんだってなぁ、貴族からギルドへの昇級をお願いって意味分かるか?」


 どう言う意味なんだ?


「マスターは何も分かってないですね」


 ナビに馬鹿にされた……


「命令なんだよ、国の為に活躍したからとか、気に入ったから、難易度の高い指名依頼を出す為にランクを上げろって事だ!」


 えぇ、て事は自由に過ごせないんだぁ。


「断れない?」

「使命依頼は嫌か?」


 流石おっさん良く分かってる!そう思い俺は頷いた。


「本人達は来ていなかったが、コハクには自由にしてもらいたいみたいだ」

「だったら何で、来たの?」

「今回のは前者の、気に入ったからだそうだ」


 てことは、依頼はないのか?


「依頼はないが、何かあれば手伝って欲しいそうだ」

「それなら大丈夫だよ」

「お前に拒否権はないだろうがな」


 そう、おっさんは笑っていた。


「ギルドカードを貸してくれ、数時間後に薬場ギルドに来い」


 薬場ギルド?そういえば、シン婆にギルドカードを渡したな。俺はおっさんにギルドカードを渡すとそのまま去っていった。ギルドカードないけど大丈夫なのか?


 この時俺はもう一つのギルドでも大変な事になっている事を知らなかった……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ