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新たなポーションは凄いみたいです

「キュー!」


 スペスイは俺に鑑定してと、作ったポーションを出した。


         完毒癒ポーション

           Sランク

       ポローズの毒を一瞬で解く

         ほかの毒でも可能

     スペシャルスライムとテイマーの

       信頼度がMAXで調合出来る

     この世界では作り方は知られていない


 え、やばくね?


「どうしたのだ?」

「コハクよ、またやからしたか?」


 王様の問いにシン婆がそう聞いた。


「いや、このポーションの事だけど……」


 そう言い俺は完毒癒ポーションを渡した。


「また、やばいのぉ……」


 シン婆はそう呟いている。まぁ、そうだよな。また、不明のポーションを作ったのだから。


「何が出来たのです?」


 ユキさんがそう聞くとシン婆は咳払いをして答えた。


「これは、完毒癒ポーションじゃ!」


 シン婆の紹介に皆は驚いていた。


「完毒癒ポーションは、ポローズ以外の毒にも効く優れものです!」


 ユキさんは目を輝かせながら言っていた。


「それに、幻と言われるポーションだ!」


 ユキさんの言葉に王様も付け足していた。


「早速、飲んでもらえますか?」


 俺の言葉に奥様は王様の顔を見ると、王様は頷いた。


 奥様に、ポーションを渡すと一気に飲んだ。


「どうだ?」


 王様は聞くと奥様は微笑んだ。すると倒れた


「これだから新人は!」


 王様とユキさんが驚いてる中、ゴウさんは笑っていた。


「普通じゃろ?」


 シン婆は不思議な顔をしてそう言った。


「何が普通なのだ?」

「私にも分かりません」

「ポローズの毒は強力なので、解毒するのに体力を消費したのです」


 王様とユキさんの2人の言葉に俺はそう返した。


「毒や呪いが強ければ、回復するのに体力の消費も激しいのは基本のはずじゃが?」


 シン婆はゴウさんを見ながらそう言った。王様とユキさんが知らないのは仕方ないが薬場ギルドのAらんくが知らないのは可笑しいのか。


「そうだったのか……」

「私も知りませんでした」


 王様とユキさんは落ち込んでいた。


「さっきも言った通り基本の事じゃが、薬場ギルドの登録ではない人が知らないのは仕方ない事なんじゃ」


 シン婆は2人をフォローしていた。


「ですが、完全に治ったとは言えません!」

「どうしてじゃ?」


 ゴウさんの言葉にシン婆はそう聞いた。


「新人の薬でしかもテイマーですよ?」

「キュー!!」

「大丈夫だ」

 ゴウさんは馬鹿にするとスペスイが俺の為に怒ってくれたのでそれを止めた。


「なら、また明日確認すれば良い」

「何故明日なのだ?」

「多分この感じじゃと体力が回復するのに数時間いるからのぉ」


 シン婆は王様の疑問に答えた。体力の回復は早くても1時間は必要だからな。


「それより、コハクよ、あの完毒癒ポーションはどれぐらい作れる?」


 シン婆の質問に俺はスペスイを見ると俺が必要ならいつでも作ると言ってくれている。ありがたいな。


「材料がある分は大丈夫だと思います」

「キュー!」


 俺の返事にスペスイは頷いている。


「すまんが作ってくれると助かるのじゃが?」

「お願い出来る?」


 俺はスペスイに頼むと任せろと言ってくれている。 これは、頼もしいな。


「キュー!」


 スペスイはその場で完毒癒ポーションを作っていった。そのポーションがまた、とてつもない事になるのだった……

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