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テイマーの強さはありえないけど大体の事は言われ慣れてます

「ファイヤハリケーン!」


 これは、炎の台風を出す上級魔法だ。流石はお姫様の護衛だ。上級魔法を普通に使えるとは、鍛えられているな。


「ウォーターシールド」

「うわぁ!」


 俺は水の反射をする上級魔法のウォーターシールドを使った。相手のファイヤハリケーンは反射されて、そのままダメージが入った。


 「まだだ!」


 流石は、国の護衛だ、体力が多いのか。


「ウィンズ!」


 俺が風魔法で吹き飛ばすともの凄い勢いで吹き飛んだ。あ、やりすぎたな……


「何故、テイマーなんかに!」


 俺を恨んだ目をしている。


「その偏見ですよ」


 お姫様はそう言って前に出た。


「テイマーだからと言うその偏見が敗北のもとなのです」

「偏見?事実を言っただけですよ!」

「それが間違っているのです!」


 お姫様は今までで1番大きな声で否定した。


「何がですか!?」

「そうですよ、使えない職業は弱いも当然でしょ!」


「貴方達は何故生きてるのかしら?」

「何を言ってるのです?」


 お姫様の質問に護衛達は笑って返した。


「使えない職業なんてないのです、何処かで役に立つのです!」

「他の職業はそうかもしれませんが、テイマーなんて魔物の力だです!」

「それにそいつは魔物が強いからとイキッてるだけですよ」


 お姫様の言葉は護衛の人達には響かずテイマーの、いや、俺の愚痴も言っている。


「その人に負けたと言う事をお忘れですか?」

「チッ……」


 代表の人が舌打ちをして、下を向いている。


「忘れてないでしょうね?」

「本当に解雇するのですか?」

 

 俺は質問した。なんぼ馬鹿にされても自分のせいでクビになるのは見たくない。


「えぇ、人を職業で判断するなんてウェザー家の恥ですしね」


 ありがたいけど目が笑ってないんだよな。


「僕は気にしないので!」


 俺そう言うとお姫様は微笑んで答えた。


「貴方が気にしなくても私が気にするのです、恩人に向かってあの様な態度はありえません」


「別に、慣れてるので大丈夫ですよ」

「なら、お父様に判断してもらいましょう」


 俺の言葉にお姫様はそう言って執事さんに何かぼそっと話していた。


「では、こちらに!」


 馬車に案内されたので乗った。


 今、思ったが俺自己紹介してないけど大丈夫か?


 この不安は無意味だと知らのは直ぐの話だ。

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