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テイマーは弱いみたい

本日からカクヨムの方でも投稿していきます!


 投稿する作品はこの作品と別の異世界物です!


 名前も同じなのでそちらも読みに来てくれると嬉しいです!

街へ着くと早速ある人に睨まれた。


「テイマーが何の様だ?」


 ガタイの良い男の人がそう聞いた。


「探し者です」


 俺はそう答えた。何かは言わないでおこう。精霊が騒ぎになったら大変だしな。


「この街にか?」

「何処か分からないのです」

「まぁ適当に見ていけ」


 そう言い男の人は去った。


 悪い人では無さそうだな。


 俺たちは歩いていた。すると冒険者ギルドがあったので寄る事にした。


「テイマー……」


 受付の女性の人の呟きが聞こえたが俺は気にせずに受付に来た。


 おっさんの長期依頼が残ってるがすぐに出来そうなのはやっといて損はないからな。


「テイマーはお下がり下さい」


 いきなりそう言われた。


「何でですか?」

「テイマーは弱いですから」

「いや、冒険者なんですけど」

「嘘はお辞め下さい」


 俺が言うが信じてくれなかったのでギルドカードを見せた。


「そこの魔物達が可哀想です」


 何か可笑しな事を言い始めた。


「無理矢理、命令を聞かされてるのですね」

「何を言ってるのだ?『ウォン?』」


 ルリが頭を傾げていた。


「命令なんて、してませんよ」

「テイマーなんかがCランクなんてあり得ません!」


 テイマーで冒険者は居なかったからこの反応なのか。


「なら、確認してください」


 俺はおっさんの事を言った。


「する意味がありません」

「殺して良い?『ウォン?』」


 ミカが可愛く聞いてきた。いや、可愛く言っても無理だからね!


「今すぐギルド登録を破棄します」


「何でですか!」


 明らかにテイマーのこと舐めすぎだろ。


「そりゃテイマーが冒険者なんて可笑しいだろ」

「Cランクも運がよかっだけだろ?」

「そうよね、普通はそうならないもんね!」


 冒険者と思われる人達がそう言っている。


「コハク様をこれ以上馬鹿にさせる訳にはいきません『ギャウ』」


「ハク兄の為!『ギャウ!』」


「キュー!」


 ケイにマユにキンスラ、キンスイも戦う準備をしている。


「駄目だ!」


 俺は止めているが皆何故止めるんだって顔をしている。


「エルトの事があるのにこんな所で騒ぎを起こしたら駄目だろ」


 そう言うと納得してくれた。


エルトは黙っている。見えないから何を言っても無駄だと思ったんだな。


「何故か、登録が破棄できませんでした」


 受付の女性は不思議な顔をしていた。


 おっさんが何かしてくれたのか?


「登録したギルドに連絡した所間違いはないとの事です、それにそれを見抜けないとはこのギルドは間抜けと言っていました」


 おっさんらしいな。


「確かにその通りかな」


 ガタイは良いとは言えないが鍛えているのは分かるぐらいの筋力がついている男性が現れた。


「マスター!」


「俺はここのマスターのハルだ、ちなみに君の力は鑑定させてもらった、そこの魔物も同時にな」


 エルの鑑定と同じみたいだな。


「魔物はコハクくんに忠誠をしていたしコハクくん自体の実力もAランクの人以上だ」


 そうなんだ。俺は詳しくは知らない。


「それにそのギルドカードを見るにダンさんの所だし、あの人の見る目は確かだからな」


 あのおっさんって本当に有名なんだな。


「詳しく話すから奥に来てくれ」


 俺はギルドマスターに案内されて奥の部屋に入った。


「謝罪の前に、その精霊について聞きたい」

「!?」


 俺は驚いて声が出せなかった。何故エルトの事が分かったんだ?


 まさか、見えるのか?


「見えはしない、これも鑑定の力で」

 鑑定って凄いな。


「騎士団達の話とは違うと思ってな」


 マスターならその情報は知っているのか……


 この街の冒険者ギルドのマスターとの話で精霊について分かるのはあと少し。

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