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やはり旅立ちは森からが多い

「今回はエルトと一緒に他の精霊達を探して欲しいんだ」


 ゴルさんはそう頭を下げた。


「でも、ヒントとかないなら難しいと思うよ」


 そう俺は言うがエルトも頭を下げてきた。


「コハク達にしか頼めないんだ!」


 ルリ達の方も見てそう言っている。


「精霊探し中に依頼もやっても良い?」


 冒険者の長期依頼がある為にそう聞いた。


「それを断る理由はない」

「そうだよ」


 ゴルさんの言葉にエルトが返事をした。

「でもなぁ……」


 エメとライの事はどうするか悩むな。俺は一応2人の事について話した。


「なるほどな」


 ゴルさんは考え込んでいる。


 2人とも精霊は見えないからな


「その辺はダンの奴にうまく伝える様にしておく」

「完全な別れじゃないからさ!」


 エルトはそう言っていた。


 確かにそうだな。精霊が見えるって事は神様もこれを考えてるって事だと思うしな。


「分かったよ」


 俺は了承した。


 いつも通り過ごすよりエルトと旅した方が長期依頼も早く終わるかもしれないしな。


「助かるよ!」


 エルトは凄く喜んでいる様だ。見ただけでわかる。


 長い旅になると言う事で今から出る事になった。


「また、防具が欲しかったら来てくれ!」


 ゴルさんそう言ってくれた。


 俺達はとりあえず森へ向かった。


「疲れたー!」


 歩いているとマユがそう言った。


「殆ど私の上に乗ってるだけだろ」


 ミカがそう返している。マユは疲れたらすぐにミカの背中に乗っていたのだ。


「でも疲れたもーん!」


 確かに今は夕方だしな。森に入ってからも少し歩いてたからな。


「今日は一旦休憩にしようか」

「キュー!」


 キンスラは喜んでいる。まぁ、皆疲れてたんだな。


 これは悪い事をしたな。


 夜ご飯の準備をして俺達は寝た。


 そして翌日になり俺は目が覚めた。


 俺は朝ごはんを準備してから皆を起こして朝ごはんを食べていた。


「昨日探してたけど封印されてそうなのはなかったな」


 俺はそう言うとエルトが答えた。


「多分森は殆ど回収されてるんだよ」 


 エルトのは落とされてたからな。


「なら街に行ったらどうだ?」


 ルリからそう提案があった。


 その案は良いな。


「よし行くか!」


「クゥー!」


 俺達は近くの街へ向かった。背後から近づいてくる魔物に気づかずに……

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