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古代魔法は恐ろしいがその前に魔物の気持ちを考えるのが大切だ

俺は今冒険者ギルドにいる。理由は盗賊集団の件についてだ。


「コハク!」


 おっさんに呼ばれたので俺は奥の部屋に行った。


「どうだった?」

「確かにあいつらの仕業だった」


 俺の質問におっさんが答えるとシルバーフェンリルは睨んでいる。ちなみにテイムはしていないが話を聞く為にいる。


「ネクターズは主に人に悪さする集団だった」


 流石は盗賊だな。


「しかしある時、リーダーがある詠唱を導き出したんだ」


「導き出したってどう言うこと?」


 俺はそう質問した。


「元々は古代にあった力なんだ」

「古代?」

「あぁ、古代の頃はテイムがなかったんだ、だから無理矢理魔物に言う事を聞かす技を編み出した奴がいたんだ」


 怖い奴らだがテイムがなければそうなるのかな。


「そして今回、あいつらは数人でその力を数人で出来る事が分かった、まぁ話を聞いたが俺には全く使えそうにないがな」


 まぁ、普通に考えれば古代の魔法を簡単に使える人なんてそんなに居ないだろう。


「でも何でそんな事しようとしてたの?」


 その理由が分からないから俺は知りたいな。


「それは聞いたが答えないんだ」


 なるほど。余計な事は言わないんだな。


「それに操った魔物は魔物や人を殺してたそうだ」


 まじかよ、何で、何も関係ない魔物を操るんだよ。


「操ってたのはシルバーウルフだけだ」

「許さんぞ!『ウォン!』」


 シルバーフェンリルは暴れそうになっていた。


「落ち着け!」

「落ち着いてられるか!『ウォン!』」

「今、ここにその奴は居ない!」


 俺の言葉に少し落ち着いたようだ。


「しかしやり方も何も話さないんだ」

「とりあえずは聞くしかないよね」

「そうだな」


 相手が口を開かないなら何も出来ないしかしシルバーフェンリルの機嫌が荒れそうだな。


 古代魔法についてはもっと知りたいがまずはあいつの機嫌を取ってからだな。


 まぁ機嫌取りじゃなくて俺のプライドだな。


 俺達はまた、森に戻るのであった……


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