進化は色々と便利である
俺達はシルバーウルフ60匹を目の前にしている。てか、どんだけ居るんだよ!
最初の時は見つけるのに苦労したぞ!
今回の合わせて150匹は多すぎるな。何で今日はこんなに多いんだ?何かありそうだな。考えるのはやめとこう。フラグになる事もあるしな。
「キュー!」
スイ達は攻撃している。ポイスラが毒を浴びせて他の皆で追撃しているようだ。俺は何もしなくて良いと言われたので見ている。
「キュー!」
何故か光だした。するとスイ達が大きくなってヒースイ達合わせて5匹になっていた。何で?
キングスライム
Aランク
2匹
5匹のスライムの懐き度がMAXになり合体した姿
合体する時期は不明
全ての状態技を使える
反射が得意
それ以外も多少は出来る
やばい強さだな。少し色が違う。ピンクとオレンジだ。ピンクをキンスイ、オレンジをキンスラと呼ぼう。
キンスイとキンスラはシルバーウルフをあっという間に倒した。
俺はシルバーウルフを半分以上倒したので採取をする事にした。
薬場ギルドや商業ギルドの仕事として売らないといけないからな。
俺は今調合している。依頼の量は採取出来ていないがまだ先の為に調合しても時間はたっぷりある。
「誰!?」
また、登場かよ!
シルバーフェンリル
Sランク
シルバーウルフが長年生き抜くと進化する
ゴールドフェンリル よりは弱いが普通に強い
声がしたって事は意識はあるのか。それにSランクが最高だからルリより弱くてもその分類にはなるんだな。
「俺はコハクだ、冒険者をしている」
「私はシルバーフェンリルよ、ウルフ達が多くやられたから偵察で来たのよ」
あ、俺達が倒した奴らか?
「まさか、お前達が?」
「多分、そうだ!」
俺はそう答えた。
「お前達が……」
これは凄い怒りだな。
「落ち着かんか!」
ルリが叫んだ。シルバーフェンリルも驚いている。
「しかし、奴らを殺した恨みを晴らさせてもらう!」
ルリの言葉は通じず俺に攻撃を仕掛けるがあるクッション的な物が俺を守った。
「キュー!」
キンスラだった。しかも反射系の魔法も使っていたのでシルバーフェンリル にもダメージを与えた。
「彼らには殺意があったから倒させてもらった、すまない」
俺は謝罪をした。
「何故謝る?殺した事には変わりはない」
そう俺を威圧している。
「確かにそうだが話が通じなかっんだ」
俺は真剣に話している。
「まだ、こんなとこにいたんだぁ」
不気味な声が聞こえた。
「誰だ?」
ネクターズ
Bランク
盗賊集団
1人1人強いが魔法には弱い
何故か、人にまで鑑定出来るようになってる!
しかし盗賊か、盗賊は捕まえると賞金が貰えるしBランクだと普通に高くつくからやっても良いな。基本この世界の盗賊は悪党しか居ないしな。
「また、やろうかぁ!」
そうリーダー的な存在が言うと何人かが目の前に立ち詠唱を唱えている。
……そうか!
この詠唱が殺意のあるシルバーフェンリル の原因か。これは本格的に話を聞かないとな。
「ウィンズ!」
風魔法の上級だ。これはウィンダーよりも数倍大きい風を引き起こす魔法だ。ウィンダーよりも威力が桁違いだ。
「「「「「うわぁ!」」」」」
詠唱を唱えてた数人が吹き飛び残りは膝を付いている。詠唱をしていないのが強い奴らだな。
「話を聞かせて欲しいんだけど」
「お前に話す事はない!」
俺が言うがそう返されたのでルリに合図をした。するとルリは威圧を出しネクターズの残りの奴らも倒れた。
こいつらは冒険者ギルドに連れて行き話を聞かないとな。おっさんだと向いてそうだし。
その為にはシルバーフェンリル の説得だな。




