やっぱり直ぐに終わります
「お前にまかせたいのはこれだ!」
そうおっさんは依頼書を持ってきた。その依頼書にはシルバーウルフだった。シルバーウルフはAランクの魔物だ。ブラックウルフより賢く1匹でも戦い方が上手い。
「群れだから報酬ははずむぞ!」
俺はシルバーウルフを探していた。すると数匹群れで出てきた。俺の聞いた話だがシルバーウルフは殺意はなく無駄な争いはしないと聞く為に殺意があるのを探すのに苦労するだろう。しかしいたのだ。すぐに殺意だと分かるものが。
そのシルバーウルフはそのまま襲ってきた。とても上手とは言えない戦い方だな。
「ウォーターシールド」
反射だが1番被害の少ない魔法を使った。炎魔法や雷魔法だと偶に周りが燃えたり状態異常が発揮する為に1発で倒せない事もある。
「あれ?」
「何かあったのですか?」
「何も無いだろう、主の強さなら当たり前だ!」
俺が不思議に思うとケイの質問にルリがそう返した。でも流石にこれで終わりはいくら何でも早すぎないか?
周りを見渡すが一向に立ち上がる気配がない。なので俺は素材をストイムで回収して冒険者ギルドに戻るのであった。
これからの依頼はもっと危ない奴だと今の俺達は知らないのであった。




