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得意は伸ばすべきだ

俺達も休憩として特訓はここ5日はしていなかった。ゆっくり休みたかったからルリ達と遊んでいた。


「そろそろ行くか!」

「どこに行くの?」

 俺の言葉にマユがそう聞いた。

「鍛冶屋に行くんだよ」

「もう出来たんですね!」


 ケイはワクワクしている様だった。まぁ分からないがな。


「出来てるかは知らないが何か依頼が欲しいしな」

「薬場の方では駄目なのか?」

「良いけど、もう少しだけポーション作りたいしさ」


 前は全部売ったからまだあるとは思うけど一応無くなった時の為にストックは切らさないようにしたい。


「確かにもうそろそろ儂は暴れたいぞ!」

 ルークはそう言っていた。戦闘狂だと思われるな。


 まぁこの5日間何もしていないからな。その為に鍛冶屋で依頼を受ける様なもんだし。


 今はまだ独学中だから冒険者はできないし薬場ギルドは大体が採取系だからな。単にゴルさんの手伝いみたいなもんだしな。前は採取だったけど薬場ギルドよりは討伐系も多いだろう。


 共同依頼にするのもエル達と会わないと行けないからめんどくさいのだ。


 そして俺達は鍛冶屋でゴルさんと話している。まだ、装備は出来ていないみたいだ。ケイとルークの奴は出来たがマユのはまだみたいだ。


 一応ケイとルークの分のお金は払った。依頼をしてくれてるからって随分と安くしてもらえた。ついでにマユの分も払っておいた。


「依頼なぁ……」 


 ゴルさんは考え込んでいた。無いか、俺には任せられないかのどっちかだと予想している。

「あるにはあるがお前さん達には物足りないと思うが良いか?」

「物足りない?」


 俺はそのまま聞いた。


「今回は俺が行こうとしてた奴だ」

「ゴルは頼む人は少ないし今回の依頼はBランク相当だから悩んでたんだよ」


 ゴルさんの言葉にエルトが口を挟んだ。


 ん?俺ってまだ独学じゃだからBランクは無理じゃないか。冒険者になったとしてもGランクからだしな。


「前のダークブルードラゴンを倒してるんだ、Bランクは直ぐに行けるだろ」


 ゴルさんは俺の考えにそう言った。


 ゴルさんにまで考えてる事が分かった!?


「鍛冶屋は基本的に防具の素材は鍛冶屋が集めてそれを先に作ってそれを話してから提供するか、早く作れる自信があるなら話してから作る事もある」


 ゴルさんは後者の方だな。まぁ、俺の時でも数週間かかったからマユのがまだなのは仕方ない。


「ここは俺以外は最初の奴だ」


「簡単に言うと皆からゴブリンオーガの素材を頼まれてそれが多いけどさっきも言った通りにゴルは頼めないけどコハクになら頼めるから悩んでたんだよ」


 エルトが補足をした。


「俺は良いよ、ケイやルークの装備も見てみたいし……」


 俺が言うとゴルさんは依頼をしてくれた。


 そして俺はゴブリンオーガを探しに行った。


 ゴブリンオーガは人を殺す事が良くあるのだ。なので凶暴とも言われている。Bランクだが蒸れると本当に厄介になるので油断は禁物だ。


「ウガァー!」

「出たか!」


     ゴブリンオーガ

     Bランク

     ゴブリンの進化

オーガナイトやポイズンオーガにも進化する


 鑑定した。オーガナイトは分からないがポイズンオーガは毒耐性を持つと進化するのだろう。


 俺達はは今逃げ回っている。それはゴブリンオーガは棍棒を振り回して居るからだ。しかも3体も居るし。


 攻撃する隙が難しい。俺が魔法を準備してもその隙で攻撃される事もある。


 俺はそう考えているとルークはケイを乗せて飛んだ。


 するとゴブリンオーガの首が切れていた。


 また、ゴブリンオーガの首が飛んだ。その方向を見て居ると弓で矢を放っていたケイがいた。


 ラストになった。ゴブリンオーガは俺に向かって棍棒で殴ってきた。


「サンダーシールド!」


 ゴブリンオーガは俺の雷魔法で反射して痺れていた。倒せなかったか。流石はオーガだ。耐久性があるな。


「お任せください!」


 また、ケイが矢を放ちゴブリンオーガの首を飛ばした。少しグロいな……


「助かったよ」

「私が助けるのは当たり前です!」


 俺がお礼を言うとケイは誇らしげだった。


 ゴブリンオーガは少し倒したので少し小さくなった。ストイムだから俺は関係ないが運びやすいな。


 倒したのゴブリンオーガをストイムで収集してゴルさんの元へ戻るのだった。


 ゴルにある事を頼まれるのは今の俺達には知る余地がなかった。

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