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特訓は連続でしすぎてはいけない

 俺はライとエメの特訓をしていた。2人とも初めての時よりは確実に伸びている。


「やべ!」


 急にライはふらついて倒れこんだ。


「どうした?」


 俺はライに手を貸しながら聞いた。


「何でもない、続けてくれ!」

「もう辞めといたら?」


 エメからのストップが入るがライはまだやる気である。


「何かあったの?」


 俺は気になったので質問した。


「ライはこの所休んでないんです」

「昨日は?」


 エメの答えに俺が聞いたけど昨日は休みにしていたはずだ。依頼を受けていたとしても2人なら大体は一件で多くても2件しかしない。それに自分達の実力も分かっているので増やさないはずだ。


「私は3件で夕方頃に帰ったんですがライは夜中まで受けてたんです、その後も1人で特訓してたんです」

「見てたのか!?」


 ライは驚いていた。


「そりゃ家が隣だもん」


 ライとエメの家は隣同士らしい。まぁ起きた時にでも隣で特訓してたら気づくか。


「それに今も休憩してないでしょ?」


 その言葉に頷いていた。


「何で!?」


 俺は声が出てしまった。理由としては特訓をし始めてから数時間が経っている。


 俺はルリ、ケイ、ルークで変わりながら見ている。休憩中はマユはスイ達と戯れている。

確かに休憩してなかったな。俺は休憩する様に言っていたから他の所で休憩していたのかと思っていた。


「大丈夫だ!」


 まだ、ふらついている。


「なら今日はこれで終わりだね」

「何で!」

「そんな状態で特訓しても強くならないよ」

「でも!やっぱいい」


 ライは何か言いたげだが言えなかった。それはルリ達のオーラだ。俺に迷惑かけるなって感じだな。迷惑ではないが……


「エメも帰ってくれない?」

「私は出来ます!」

「ライの見張りとしてね、何か隠れて特訓してそうだし」


 そう言うとエメは納得してくれた。


「結構頑張ってるから2人とも3週間休みにする!」

「何でですか?」


 エメがそう聞いた。


「見てる感じ1日、2日じゃ治りそうじゃないしな」


 前世の時の俺を思い出すな。過労で倒れた事あったなぁ……


 ライにはそんな思いはして欲しくない。それに3週間にしてのは1週間や2

週間では休めるが精神的にはどうかと思ったからだ。


 多分だが、ロインの事もあるからそれも忘れるくらいにした方が良い。1ヶ月にするとエメが可哀想だしな。見張りとして休みにしてくれてるんだしな。


「分かったよ」


 ライは諦めて了承してくれた。


 2人は帰った。俺もこの数日はゆっくりしようかな。ロインやカエデに絡まれて疲れたしな。


 そして1週間後ぐらいにはエメには教えるか、するイ達にライの見張りを頼んで。ほんとに見てなくても特訓しそうだしな。


 それに鑑定出来ないから分からないがエメも後少しで限界な感じが見えるからな。


 とりあえずは休んで3週間後にはライには元気になって欲しいな。まずはゴルさんに頼んでるケイ達の装備だな。

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