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新たな力は周りにも影響が出る

「お前達が倒したボンナイトの数だが千は普通に超えていたぞ」

「そんなにいたのか!?」


 俺も気づかなかったな。


「コハク君の魔法のお陰だね!」


 ローラが褒めてくれた。


「あの魔法は可笑しかったわよ……」


 レナは頭を抱えていた。そこまでなのか?


「そういえば、ボンナイトは呪いがあるんでしたよね?」


 タキがおっさんに質問した。


「そうだ、ボンナイトは周りの空気を呪いに変えて相手に吸わすんだ」

「そんな空気あったおぼえないよ?」


 俺がそう言った。ファイヤグールの皆は頷いている。ルリ達もだ。


「私は呪いや人の気配を読み取れるが今回はありませんでした『ギャウ』」


 ケイがそう言った。仲間になったばかりだが嘘をついている目はしていなかった。


 ちなみにだが、仲間になって直ぐはタメ語だったが急に敬語になった。


 まぁ最初は自分の意思表明だったらしい。


「コハクこっち見ろ」


 エルが言うので俺はエルの方を見た。


「お前のスキルだわ」


 エルはため息を吐いてそう呟いた。


「どう言う事?」


 俺はそう聞いた。


「俺の鑑定は顔をみると人のスキルも勝手に見えるんだ」


 勝手に見えるって便利だな。俺は意識がなければ使えないからな。現にボンナイトの時は呪いは分からなかったしおっさんが教えてくれてたから何となくで行ったが勝手に相手の能力が分かれば楽だな。


「それでどうだったんだ?」


 タキが聞いた。


「全支援って分かるか?」

「従物の力を数倍にするスキルじゃねぇか!」


おっさんが驚いていた。


「使える人なんて俺は見たこと無いぞ!」

「俺も初めてだ」


 エルが返した。


「でもその支援と今回の呪いは関係あるのよね?」


 レナが質問した。


「コハクは無意識に自分の周りにそれをしていたんだ」

「でもそれだとルリ達の力が上がるから私達には関係ないよね?」


 レナに対する


「支援はしてないよ」


 今回は支援は誰にもしてないのだ。それを伝えた。


「支援と全支援は似てるようで違うんだ」

「違う?」


 俺が不思議に思い口にした。


「支援は従物の力を倍にするが全支援は支援以上の力をその時だけ与えるのと自分と従物そして仲間も含めて呪いなどの状態異常が効かないようになるんだ」


 何、そのチート?


 状態異常ポーション要らないじゃん。


「てか何でスキル名まで分かるの?」


 鑑定がそこまでまだ出来る事に不思議に思った。


「生き物鑑定のレベルが最大だからな」


「私はポーション鑑定のスキルが最大だから殆ど分かる!」


 エルに続いてローラも答えた。なるほど、と言う事は俺の鑑定はまだ途中なのか……


「コハクが規格外の事は良いとして今回の報酬についてだ。」


 俺達はおっさんの話を聞く準備をした。


「ボンナイトの数は軽く千は超えていて多分だがその倍はある気がするから……」


 おっさんは考えこんでいる。多分お金の計算をしているのだろう。


「1組で、白金貨8枚だ!」


 多いな!


 皆、唖然状態だ。


「多いと思うが今回は群れと言ったがそんな居ないと思っていたがすごい量だったからな」


 おっさんが説明するが皆は話が入っていないようだ。


「まぁ、これからも辞めずに頑張れって事だ!」


 そう言うと俺達は大きな声で返事をした。


「こちらで連絡を入れておくからコハクは数時間後に行くようにな!」


 俺は何があるか分からないからライやエメ達には今日は休憩だと言ってある。


 その為に暇な時間はあるからルークにケイとマユの装備を作って貰うように頼みに行くか。今回の依頼でお金の余裕はあるからな!

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