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第33話 メール

葉泉市でアニメと食のイベントが行われている3連休。

その2日目、中央公園駅で通り魔事件が発生し、

犯人はイベント会場である中央公園で人質をとっていた、、、


通り魔の犯人の名は小田切(おだぎり)武人(たけひと)

現在、葉泉中央公園にて警察に対し、人質を取っている。


「俺は人質を取った、撃てないだろ!」

小田切が警察に向かって叫んでいる。


「あれでは、銃はおろか近づくことすらできません」

「やっと、犯人を追い詰めたと思ったが、、、」

「葉泉支部から松浦(まつうら)さんが到着されました」


「どうも~、ってあれ?

人質取られてたら打つ手なし、ですねぇ」

松浦(まつうら)優莉(ゆうり)が警察のもとへ、タカメラを引き連れてやってきた。


「打つ手なしって、どうにかならんのかね。

見えない攻撃とか、念力とか、

不意打ちのような能力は」

「世間的にはそういう能力者いるけどね、

葉泉支部の人はそういうのじゃないんですよ」

「ちなみに松浦さんの能力は?」

「私はこれです」

松浦の隣に犬の剣士(ドッグ・フェンサ―)が現れた。

「!?これは?」

「私の能力“動物の兵隊(アニマル・ソルジャー)”の1匹です」



「おーい、そこの女!

お前は葉泉支部の捜査官か?」

小田切が松浦に向かって叫んだ。

「そうですけどぉ、何か御用ですか?」

松浦もできるだけ声を張って答えた。

「特に用はない、確認したかっただけだ」

「わかりました~

ちなみに、そちらの人質は無事ですか?」

「あぁ、傷1つつけてない。

今のところ警察が要求を()んでいるからな」

「後ろは川なので、逃げ場ないと思いますけど~」

「あー、わかってる、だから人質を取ってるんだ。

おかげで、対岸に警察はいない」

「ちなみに、その人質の方とのご関係は?」

「さっき、そこで捕まえた!

イベント帰りの男子高校生だ」

「ご丁寧にありがとうございます」


小田切とのやり取り終え、松浦が一息つく、

「ふぅ~、声出すって疲れますね」

「あの、松浦さん?犯人の要求とか訊かないので?」

「あらっ!?訊いてないんですか?」


「要求なら、俺をここから逃がすことだ!」

再び、小田切が声を上げた。

「それはできないので、対応をかんがえまーす」

「1時間だけだぞ!」


「だ、そうですよ」

松浦が振り返って伝えた。

「だそうですよって、、、

何かいい方法はないんですか?」

「う~ん、私たちに人質を守ることが優先されている以上、

今すぐできることはありませんね。

あの方は私が機関の捜査官と知っても動揺(どうよう)しないばかりか、

普通に会話をしてきています。人質の重要性を理解しているのでしょうね」

「それは、重々承知しておりますが、、、」




松浦と警察官たちが動けないでいる中、

人質の少年が小田切に声を掛ける。

「あ、、、、あの、、」

「何だ?すまんがまだ帰れんぞ」

「、、いや、、、えっと、リュックの、、」

「ん?リュック?」

少年が背後から()らえられているせいで

リュックは2人につぶされそうなのだ。


「あ、、はい、アニメのグッズ、、入ってるので、、その、、」

「それはすまんかった」

小田切は少年の腕を交互に(つか)み、リュックを下ろさせた。


「これでいいか?」

「あ、はい、、それと、、、」

「なんだ?」

「友達に、連絡を、、、約束が、あって、、」

「う~ん、まぁいいだろう。

俺の都合につき合わせてるわけだし、()き手はどっちだ?」

「右、、、」


少年は小田切に左腕を掴まれたまま、

スマホで友達にメールを送った。


[中央公園のイベント会場で人質になってるから、

待ち合わせに遅れる。    空より]


「お前、打つの速いな」

小田切がスマホを(のぞ)き込む。

「お!?女と約束してたのか」

「え、、あ、はい、、」

(かさ)(がさ)ねすまねぇな。

どうにも能力を手に入れてから強気になってしまってよ」



「松浦さん、今がチャンスなのでは?」

警察の一人がこっそり尋ねた。

「だめよ、左腕が掴まれてる。

指を刃物に変える能力なら、腕を切断される可能性があるわ」

「、、、、、、」




そのころ、少年が送ったメールは女の子のもとに届いた。


「え!?中央公園で人質!?ありえな~い

せーっかくケーキ買ってきたのに」

「あの根暗陰キャ遅せぇと思ったら事件に巻き込まれてんのかよ」

「中央公園と言ったら、イベントをやってましたね」

「え?イベント!?行きたーい。

あ、そうそうこのメールの最後に[空より]ってあるんだけど、何かな?」

「あいつ、そんな名前だったか?」

「、、、、、、なるほど。

メールを受け取ったのがあなたなのも考えると、納得ですね」

「ねぇえー、何が納得なの?」

「イベント行きたいと言っていましたね。

いいわ、私たちの仲間を助けに行ってきなさい、まつり」


特殊能力のある世界 第33話 ご覧いただきありがとうございます。


イベントを楽しんでいたら人質になってしまった少年。

何とか友達に連絡を入れたが、助かるんでしょうか?

そして、小田切はどうなるのか、、、


次のお話では【第30話 欣喜雀躍】の伏線?が回収されます。

ぜひ、過去話も読み返してください。


次の更新は11/3(金) 20時頃です



最近、インスタ活発になってきたので遊びに来てください。

06yuuha10 です。

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