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第32話 準備運動

とある3連休、葉泉市ではアニメと食のイベントを開催しており、

連休2日目に司、駿、涼太の3人もそのイベントを訪れていた。


葉泉市中央公園には多数の飲食店の屋台が並び

多くの人で賑わっていた。


「めーっちゃ人多い!いいにおいもする!

おい二人とも見ろ、ケバブだ!」

「ほんとだ、ケバブなんて初めて見た」

駿と涼太が初めて見るケバブに目を輝かせている。

「っしゃ!昼飯はあれに決まり」

「すごい並んでるけどほんとに行くのか?」

「やっぱり、人気なのかな?」

「珍しいもんなぁ。

よし、唐揚げ買ってから並ぼうぜ」

「そうだね、そうしよう!」

(唐揚げにケバブは重たすぎるだろ、、、)


3人が唐揚げを片手に歩いていると、

木陰で泣いている女の子を見つけた。


「あの子どうしたんだろ」

涼太が心配そうに見ていると、

「どうした?腹でも減ったんか?唐揚げ食うか?迷子か?」

駿が唐揚げを差し出しながら、矢継ぎ早に質問をした。

「風船が、木に引っかかったの」

「「風船?」」


駿と涼太が木を見上げると

確かに、木のてっぺん付近に風船が引っかかっていた。


「あれは、俺らでも、、、」

「公園の木は登れないように剪定(せんてい)されてるもんね」

「この子、誰かほかに家族とは来てないのか?」

「、、、あ!ピョン(にい)なら取れる!」


「「「ピョン兄?」」」


「うん!私のお兄ちゃん。今ね、リンゴ飴を買いに行ってるの」

「じゃあ、そのお兄さんを待てばいいんだね」

「俺らも一緒に待っててやるか。

どうだ?唐揚げ食うか?」

「うんん、さっき食べた。ありがと。

お兄ちゃんたちはピョン兄のお友達?」

「違うけど、どうしてそう思ったの?」

「んっとね、ピョン兄と同じくらいの背の高さだから」

「じゃあ、お前の兄貴は小学生なのか!?」

「うん、紅葉ヶ丘(もみじがおか)小学校の5年生。

私も来年から行くんだよ」


「おーい、ひなー、リンゴ飴買ってきたでー」

「あ、あれがピョン兄だよ」


「ん?君らどうしたん?」

ピョン兄は司たちを見て首を(かし)げた。

「えっと、妹さんが風船が木に引っかかったって泣いてたんですよ

そこに僕らが通りかかって、」

「ん?風船?」

ピョン兄も木を見上げた。


「あー、ほんまや、引っかかりよる。

ひな、ちょーっとリンゴ飴持っててな」

ピョン兄はリンゴ飴をひなに渡すと、軽くジャンプを始めた。

「君らもちょーっと離れててな」

「なにやってんだ?」

「ん?なにって、準備運動や。

急に動いて大会前にケガしたくないしな」

ピョン兄は5回あたりから2~3mジャンプするようになり、

10回を超えたところで7m近く跳び、余裕で風船をつかんで降りてきた。


「ほら、風船取れたで」

「わーい、ありがと」

「すげぇ、最高でどのくらい跳べるんだ?」

「3階建て校舎の屋上までなら跳んだことあるなぁ、10mくらいか?

まっ、着地の時に足痛くなるし、高く跳びすぎるのは嫌やなぁ。

あ、そうそう、ひな。そろそろ家に帰るで」

「はーい」

「君らも、じゃあな」

そう言うとピョン兄とひなちゃんは帰っていった。



「すげぇ、ジャンプ力だったな」

「あれだけ飛べたらダンクとかできるのかな?見てみたいなぁ」

(このままケバブのこと忘れてくれ!)

司はひっそりと祈った。


「よし!ケバブ並ぶか!」

「うん!楽しみだね」

「、、、、、、」


司たち3人は30分近く並び、ケバブを購入した。

そして、帰りの電車に乗るべく、駅へと向かった。


イベントをやっているだけあって、

夕方の駅は帰りの人でいっぱいだった。


「めっちゃ人いるじゃんかよ」

「皆帰る時間なんだね」

「こりゃ、電車もギュウギュウかもな」

人混みが苦手な司は顔をしかめた。


「お前、あからさまに嫌な顔するなって。

まぁ20分くらいのしん―――――」



「人が刺されたぞ、逃げろー!!!」

突如上がったその声と共に

司たちの眼前には人々の逃げ惑う光景が広がった。

複数人の悲鳴や、救急車や警察を求める叫び声も駅周辺に響き渡る。


「おい、人が刺されたって言ったか?」

「僕たちも離れた方がいいかな?」


「きゃーー」「痛いよー」


(何で騒ぎになってるのに、被害が出続けるんだ)


「司、俺たちも離れようぜ」

「駅の中?外?どっちが安全かな?」

周りを走ってすぎる人がいる中、

3人は状況を()()めないでいた。


「なぁ、人があれだけ逃げても、被害が増えるのは何故だと思う?」

司は、逃げ惑う人々を見ながら2人に訊ねた。

「は?なぜって、、、」

「何で刃物を持った人から離れないのかなって」

「そうだよな」

そう言うと司は何処(どこ)かに電話をし始めた。


「お前、こんな時に(だれ)にでん――――」

「もしもし、沖和です。

中央公園駅前で通り魔です。

逃げている人がいる中、被害が拡大している状況から、

犯人が分かりにくい、もしくは何らかの能力だと思います。

今、駿と涼太と一緒です」

「わかった、イベント会場には松浦がいる。

松浦には俺から連絡をしておく」

「すみません、お願いします」


「司くん、誰に電話してたの?」

「景山さん」

「な!?司も連絡先交換してたのかよ!

俺も報告したかったなぁ」

「何で駿くんは悔しそうなの?」

「機関に入りたい身からしたらしてみたいだろ、報告!

で、俺らはどうしたらいいんだ?」

「家に帰る」

「目の前で事件が起きているのにか!?」

「目の前で事件が起きているからなんじゃない?」

涼太が冷静に返した。


「この前の社会科見学の時は仕方なかったにせよ、

今回は誰がお前らを犯人から守ってくれるんだ?」

「、、、確かに、司の言う通りだな」


3人は事件が気になる気持ちを抑え、

別の入り口から駅に入り、帰路へとついた。



しかし、3人が電車に乗るころ、

通り魔はイベント会場で人質をとっていた、、、


特殊能力のある世界 第32話 ご覧いただきありがとうございます。


高く跳ぶ小学生ピョン兄

高く跳べたら何ができますか?

涼太の言う通り、高さ勝負のスポーツでは活躍できそうですね。


さらに、通り魔事件

まさかこの事件が、、、、、、



さて、今日は有給休暇、お仕事お休みをもらっていました。

休日楽しみましたよ。

音楽に触れた一日でした、ピアノの連弾をはじめ、

様々な楽器の演奏に感動しました。


今日は折り紙も折った日でした、

詳しくはインスタグラム(06yuuha10)まで。

ぜひ、フォロー、いいねお願いします。


次回の更新日は10/28(土)20時ごろです。


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