File.1「BOX the P-un」
怪異名:P-un[アンナッシングパン]
別名 :災いの箱(〝希望の箱〟とする説もある)
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怪異概要:
あらゆる災禍が詰まったとされる箱――または壺。
文献および伝承については[※引用]を参考にされたし。
史実との差異として――好奇心を引き金に箱が開く事を確認。
中には災禍が形を得たもの。
正確には箱を開けた者が恐れる事象が入っている。
此度は被験体の無意識下の恐れが〝未知〟である事から、特定の形態を持たない〝濁流の災禍〟となって顕現した。
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被験体情報:
異装[I-sow]適合率:88%
同調率:30%
初回のためパフォーマンスに影響ありか。
適合率に懸念。
未知への恐れが大きく、結果として同調率にも低下の兆候が見られた。
同調率は試算次第として適合率に改善の余地あり。
■■のデータをもとに■■の適合性および適応力にアプローチを実行。
取得データを考慮するに■■■■■■との適応性についても検討の必要あり。
■■■■■■■■の■■■■■■に■■■■する事も厭わない。
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備考および留意点:
異装[I-sow]の使用において被験体の心身に影響大。
理性の消失ないし、本能からくる欲求に忠実化する傾向が強く見受けられる。
■■■■には受容の余地あり。
際して■■に■■■を投影――綿密なデータ取得が好まれる。
初回の反動ないし拒絶反応の可能性もあり。
しばらく観察が必要か。
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引用:Pandra's box
case.2に続く。
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