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とある医者と看護師の会話

 

「ふう。やれやれ」

 初老の白衣を着た男性が疲れを滲ませた声を絞り出す。

「ああ。あの患者様でしたものね」

 婦人の看護師が言葉を返す

「患者にこんな事を思うのは不謹慎だと思うけどね。こっちがおかしくなりそうだよ。強い誰かに殺されるかもしれないという被害妄想と疑心暗鬼。それに強い自殺願望。妄想と幻覚の幻聴。極度すぎてねもう医者として匙を投げたい」

 そう言って深い溜め息をつく医者。

「心の病は簡単には治らないものですもの。気長に療法を続けさせましょう?」

「ああ。君のいう通りだな。まったく医者が看護師に諭されるなんて勤務怠慢だな。ハハハ」

「心療内科ですもの。働きすぎず先生も休んだほうがいいんですよ」

「まあ、何にせよ心に傷がつかない世の中であってほしいよ。わたしはね」



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