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宇宙の砂礫

作者: keisei1

 宇宙の砂礫されき

 どれほど君との距離をつめようとも

 宇宙の砂礫

 確かめた時計の針が尽きて

 宇宙の砂礫

 もうどうしようもないくらい

 宇宙の砂礫

 分かる気なんてないんでしょう?

 宇宙の砂礫

 伸びやかな声で 呼びかけても

 宇宙の砂礫


 君は行き詰まりを迎えてみせても

 素知らぬ顔する憂鬱な午後だ


 君はやれることは試したけれど

 全ては星の残骸と変わるしかないのさ


 君の愛でさえ今は朽ちそうだ

 嘆くしかないけれどそれは本当のことだ


 悲観しているわけじゃないけど

 とりあえず君との仲は清算だ


 宇宙の砂礫

 ためた哲学書 しまい込み

 宇宙の砂礫

 大切なことだけ 胸に押しとどめ

 宇宙の砂礫

 君は君自身に呆れてるんだ

 宇宙の砂礫

 モネの絵画に逃げ込んで

 宇宙の砂礫


 君は嫌がるだろうけれど 僕らは多くチャレンジした方さ

 前を向いて 上を向いて 世界にコンタクト


 それでも地上からダイヤは消えた

 ナスカの地上絵でさえも 今は無価値


 そんな時代に生まれた寵児の深夜

 扉を閉めた天賦てんぷの心 もう誰もうかがい知れない


 宇宙の砂礫

 扉の向こうに手を伸ばした人々が

 宇宙の砂礫

 失ったものと 手に入れたものを秤にかけて

 宇宙の砂礫

 それでいいと決めたんだ

 宇宙の砂礫

 僕も愛想が尽きそうだ

 宇宙の砂礫

 涙さえ枯れた

 宇宙の砂礫

 自己憐憫さえも星屑に飲まれ

 宇宙の砂礫

 君が振りかえる時 大事なことに気づくさ

 宇宙の砂礫

 もう一人きりにしてよ

 宇宙の砂礫

 でもそれでも何かあれば

 僕の名前を呼んでよ




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